プラクティス2回目もドライコンディションでの走行となった。1時間のセッションで佐藤琢磨は27周を走り、路面コンディションが刻々と変化していく中、ベストとなる1分3秒8464を15周目に記録した。プラクティス1回目での自己ベストから一気に2.6秒近くも削り取った琢磨は、トップとの差も約1.7秒まで縮めることに成功した。明日の午前中に行われるプラクティス3回目でさらなるステップアップを果たすことが、予選で今年3回目の最終ステージ進出を実現するためには必要だ。
プラクティス2回目:21番手
7月16日(金)
天候:晴れ
すべてがちょっとずつ良くなっている。何とかマシンをまとめたい
Q:大幅にタイムが良くなりましたね。
琢磨:うーん、もうちょいですね。何かが足りない……何かが。だいぶわかってはきているんです。クルマの方向性っていうのも少しずつ見えてきているんですけど、何かもうひとつ掴むものがないというか……。
Q:プラクティス1回目と比べて3秒も縮まったのは、路面が向上しただけじゃなく、マシンが良くなって、佐藤選手もコースに習熟して来たためと思いますが?
琢磨:そうですね、全部、すべてがちょっとずつ良くなっている。ホントにこのコースはちょっとしたタイミングとラインで大きくタイムが変わるんで、凄く色々なラインを試さないとならないんです。だから1周々々が大変ですし、すべてをやろうとしても追いつかない。
Q:欲求不満がたまってしまうような状況ですね?
琢磨:まだ全然乗れてる感じがしない。これからクルマの変更も何をすべきかを考えるけれど、自分自身のもうちょっといろいろ見直そうかなと思っています。
Q:クルマの動きでは、どんなところが不満なんですか?
琢磨:結局、クルマが曲がらないんです。曲がらないんですけど、それを無理矢理曲げようとして、出口でマシンの方が出て来ない。リアのトラクションがかかって来ない……みたいな感じです。
Q:明日、予選の前にもう1セッションあるのは嬉しいですね?
琢磨:そうですね。そこで何とかマシンをまとめたいと思ってます。
Q:今回も予選でファイアストン・ファスト6に入れそうですか?
琢磨:頑張ります!