今季スーパーGT500クラスでウイダー モデューロ HSV-010をドライブした山本尚貴が、チームメイトであるフレデリック・マコウィッキの童夢離脱に関する思いを語った。
今シーズン童夢に移籍した山本は、今年からホンダ陣営に加わったマコウィッキと組む形でウイダー モデューロ HSV-010をドライブ。第5戦鈴鹿1000kmでは、ともに初となるGT500クラスでの優勝を果たした。ただマコウィッキは、家族の事情により今季限りで童夢を離脱。来季はポルシェ・モータースポーツのGTチームの一員として活動することが発表されている。
山本は、先日行われた日本プロスポーツ大賞受賞式典の際、マコウィッキの離脱に関して、「個人的な気持ちとして」と前置きをした上で、次のように語った。
「(マコウィッキの)離脱を知って、寂しい気持ちは当然ありました」と山本。
「彼は、(GT500で)初めて優勝することができた思い出のパートナーですし、彼から教わったこともたくさんあります。まだ彼とやり残したことはたくさんあります」
「お互いの気持ちの上では、来年も一緒に戦ってチャンピオンを獲ろうと思いながらJAF GPの後に別れたので、ちょっと残念な気持ちはありますね」
マコウィッキのチーム離脱への寂しさを語った山本だが、マコウィッキに対しては感謝の気持ちでいっぱいであり、来季の活動を応援したいのだと語っている。
「彼の人生は彼が決めるものですし、そこに関して僕は何も助言することはできません。来シーズン、彼はヨーロッパで戦うようなので、純粋に応援をしたいと思います。今は本当に彼への『ありがとう』という気持ちでいっぱいですね」