セアト・スポーツは6日、コンセプトモデルである『セアト・レオン・カップレーサー』のデザインを公開した。このデザインモデルは来週、オーストリアで開催される『GTIミーティング』で公開されるという。
この『セアト・レオン・カップレーサー』は、セアトの声明によれば「セアトが今後、世界中のツーリングカーレースに関与していくにあたり、ツーリングカーのスタイルを提案」したものであるという。新型レオンをベースにデザインされた車両には、330馬力のエンジンが搭載される。
長年WTCC世界ツーリングカー選手権に旧型レオンで車両を供給しているセアトは、2009年を最後にファクトリーとしての関与をしていないが、このセアト・レオン・カップレーサーは車幅が広がり、より空力に自由度が出る次世代WTCC車両をイメージできる。しかし、セアト・スポーツ代表のジェイミー・ブイグは、WTCCに関する決定はまだ何も為されていないと言う。
「セアトはFIAとともに、2014年からの新レギュレーションについて作業を進めてきた。ただ、我々はまだ2014年について、何も決定していないんだ」とプイグ。
「我々には検討するにちょうどいいWTCCチームがない。我々はETCCでセアト・レオン・スーパーコパを走らせており、その車両とスペアパーツが我々が持っているすべてだ。まだ我々は何も分からないんだよ」