FIAは、セバスチャン・ブエミのマシンの燃料に違反が認められたとして、ブエミを予選結果から除外すると発表した。
これは、セッション終了後に実施された燃料のサンプル検査において、ブエミがレースウイーク前に提出していたものと採取されたサンプルが一致しなかったもの。これが、テクニカルレギュレーション第19条8項3の不履行とされ、彼は予選結果から除外というペナルティを受けることになった。
これについて所属チームであるトロロッソは、フリー走行で発覚したフューエルプレッシャーのトラブルが原因になったとの見方を示している。
「金曜のFP1でブエミのマシンはフューエルプレッシャーのトラブルに見舞われた。このトラブルはFP2でさらに悪化し、これが理由で彼はタイム計測を行えなかった」
「我々はFP2が終わった後にマシンのフューエルシステムをすべて変えたんだ。しかし、予選後に採取された燃料サンプルは、開幕前にFIAに提出したものと一致しなかった」
「チームとしては、新しいフューエルシステムの何らかの部分が燃料を汚染して、不適合の要因となった化学物質を発生させてしまったと考えている」
予選で16番手を獲得したブエミは決勝レースへの出走こそ認められるものの、最後尾もしくはピットレーンからのスタートを余儀なくされる。