スーパーGT第6戦富士は7日、ノックアウト形式の公式予選が行われ、GT500クラスはZENT CERUMO SC430がポールポジションを獲得。GT300クラスはARTA CR-Z GTがポールとなった。

Q1:
 富士スピードウェイに『ももいろクローバーZ』が登場し、大いにサーキットを盛り上げる中でスタートしたスーパーGT第6戦富士の公式予選。昼ごろはやや晴れ間も見えたものの、予選はふたたび曇天でスタートした。

 午前の公式練習ではFIA-GT3勢が上位を占める結果となり、予選Q1の順位が注目されることとなったGT300クラス。チェッカーに向けて少しずつタイムが削られていく中、トップにつけていたのは100kgのウエイトハンデを積むMUGEN CR-Z GT。次いで好調GT-R勢のうち、千代勝正駆るDIJON Racing IS GT-Rが2番手につけていた。

 しかし、チェッカー間際に一気にタイムを上げてきたのは、午前中トラブルに見舞われなんとか修復を果たしたS Road NDDP GT-R。佐々木大樹が素晴らしいタイムアタックをみせ、最後のラップで一気にトップへ! 予選Q1の首位通過を果たした。

 4番手まではGT-RとCR-Zがひしめくことに。5番手にはGSR初音ミクBMW、6番手はPanasonic apr PRIUS GTと上位はFIA-GT3、JAF-GTが交互に入った。2013年仕様のニッサンGT-RニスモGT3は、全車がQ2進出を果たしている。

 続くGT500クラスの予選Q1。本格的にコースインが始まったのは、残り8分を切ってから。2回のアタックを経て、トップでQ1を通過したのは、今回本命視されている平手晃平のZENT CERUMO SC430! 次いでREITO MOLA GT-R、ENEOS SUSTINA SC430と、やはりウエイトが軽いマシンが上位につけた。一方、ランキング2位のウイダー モデューロ HSV-010は4番手。しかし首位のMOTUL AUTECH GT-Rは9番手で惜しくもQ1通過ならずとなった。

Q2:
 続いてスタートしたGT300クラスの予選Q2。ポールポジションを争い13台のマシンがアタックを展開していく中で、まずトップタイムをマークしてきたのは、星野一樹がドライブしたS Road NDDP GT-R。このまま好調をキープしポールを決めるかと思われた直後、それをコンマ4秒上回ってきたのは高木真一駆るARTA CR-Z GT! 「完璧なアタックだったと思う(高木)」という会心の走りで、またもJAF-GTマシンがポールポジションを奪っていくことになった。

 2番手はS Road NDDP GT-R、3番手にはウエイト100kgのMUGEN CR-Z GTがつけることに。前戦ウイナーのSUBARU BRZ R&D SPORTが4番手と、JAF-GTマシンがQ2に一気に巻き返すこととなった。

 続くGT500クラスのQ2。まずコースインしてきたのは、ミシュランタイヤ装着のREITO MOLA GT-R、ウイダー モデューロ HSV-010という2台。かなり慎重にウォームアップをしてアタックに入っていく。それに続きBS勢も加わり、次々とアタックが展開されていく中、ポールポジションを決めたのは立川祐路駆るZENT CERUMO SC430! 自身がもつ最多ポールポジション記録を塗り替える、18回目のポールを決めてみせた。

 2番手に続いたのは、今季最上位グリッドとなるKeePer TOM'S SC430。2列目にはホンダ勢が続き、ウイダー モデューロ HSV-010が3番手、RAYBRIG HSV-010が4番手に続いた。GT-R勢の最上位はREITO MOLA GT-Rの7番手となっている。

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