2015年F1第2戦マレーシアGPは28日、セパン・インターナショナル・サーキットで公式予選が行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが2戦連続のポールポジションを獲得した。

 土曜日17時(現地時間)から行われた予選は、セカンドラウンドのQ2途中に豪雨に見舞われ、最終セッションのQ3開始が遅れるなど雨に翻弄される展開。実質1周での争いとなったQ2では、好調フェラーリを駆るキミ・ライコネンが集団に埋もれるかたちでトップ10から脱落、11番手に終わってしまった。

 ポールポジションを決するQ3は、若干雨足が弱まるなか引き続きウエットコンディションで行われたが、最初から浅溝のインターミディエイトタイヤを履いたメルセデス勢が主導権を握り、ただひとり1分49秒台に入れたハミルトンがチームメイトのニコ・ロズベルグに1秒以上の差をつけてまずはトップに立った。

 その後、時間とともにコースコンデイィションが回復するなか、逆転を狙うニコ・ロズベルグやフェラーリを駆るセバスチャン・ベッテルらがチェッカーぎりぎりのタイミングを狙ってアタックをかけた。
 ここで集団の先頭を走ったベッテルはロズベルグを上回る1分49秒908で暫定2番手につけるが、逆転ポールを狙ったロズベルグはベストタイムを塗り替えたものの、フェラーリにも届かず3番手に終わってしまう。

 この結果、ハミルトンが自身通算40回目となるポールポジションを獲得したが、決勝グリッドの最前列にはフェラーリのベッテルが並ぶこととなった。ロズベルグと2列目を分ける4番手にはレッドブルのダニエル・リカルドがつけ、チームメイトのダニール・クビアトが5番手。そして、トロロッソを駆る17歳の新人マックス・フェルスタッペンがデビュー2戦目にして6番グリッドを獲得しる活躍をみせた。

 マクラーレン・ホンダは、予選最初のQ1でジェンソン・バトンが17番手、フェルナンド・アロンソは18番手に終わり、Q2進出は果たせなかった。

 なお、マノー・マルシャはロベルト・メリが予選Q1の107パーセントタイムに届かず、ウィル・スティーブンスもノータイムに終わったため、2台揃って予選不通過となっている。

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