2012年のF1に予選用のスペシャルタイヤが復活するかもしれない。タイヤサプライヤーのピレリがチーム側に打診しているという。
予選タイヤは1991年のシーズンをもってF1から姿を消した。当時、タイヤを供給していたピレリとグッドイヤーの2社は、1周のフライングラップで最大限のグリップを発揮するコンパウンドのタイヤを供給していた。
FIAはその後ピレリが撤退し、グッドイヤーの単独供給となったのを機に予選タイヤを禁止している。
しかしピレリのボス、ポール・ヘンベリーは、同社が来年にも予選タイヤを復活させることを検討しており、チーム側の考えを待っているところだと語った。
「我々は予選タイヤのアイデアをチームに伝えた。彼らのフィードバックを得たいと思っている」とヘンベリー。「彼らが望まなければ、我々は導入するつもりはない」
「来年というのはあまりにステップしすぎかもしれないし、手に負えないチームが出るかもしれない。それでも我々は提案している」