フェラーリは、2012年のFIA GT1世界選手権に参戦するチームが、ル・マン24時間やFIA GT3で活躍するAFコルセであると明らかにし、最初のふたりのドライバーとしてフランチェスコ・カステラッツィとベルギー人のエンツォ・イデェを起用すると明らかにした。
FIA GT1世界選手権は今季、GT3規定のマシンで争われることになるが、選手権を運営するSROは8日、5チーム目の“参加表明”としてフェラーリを使用するチームが参戦すると明らかにしていた。この時点でオートスポーツwebでも既報のとおりAFコルセがそのチームではないかと報じていたが、23日、アマト・フェラーリ率いるAFコルセが参戦することが正式に明らかにされた。
AFコルセは昨年もFIA GT3ヨーロッパ選手権にフェラーリ458 GT3で参戦していたが、ドライバーはそのマシンでチャンピオンを獲得したカステラッツィと、昨年シリーズ3位だったイデェが今季GT1に参戦するうちの1台をドライブすることになった。
「カステラッツィと(11年のチームメイト)フェデリコ・レオが大きな仕事をしてくれたおかげで、我々は大きな自信とともに今季の計画を立てることができた。我々はルーキードライバーを起用したにも関わらずヨーロッパ選手権を制した。だから今季は世界選手権に挑戦することにしたんだ」とチーム代表のフェラーリは語っている。
チームでは3月6日〜7日に、イタリアのバレルンガで最初のテストに臨むという。