アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)第8戦は21日、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで決勝レースが行われ、マッスルミルク・ピケット・レーシングのHPD ARX-03c・ホンダを駆るルーカス・ルーア/クラウス・グラフ組が7勝目を飾り、LMP1クラス最後のチャンピオンを決めた。
WEC第5戦オースティンとの併催になった今回のALMSオースティン。土曜日に行われたレースでは、ポールポジションからスタートしたピケットHPDが、2位に入ったダイソン・レーシングのローラ・マツダに2ラップの差をつけ7連勝を飾った。今回LMP1クラスにデビューしたクーペボディのデルタウイングは、17周遅れの総合29位となった。
LMP2クラスは、スコット・タッカー/マリーノ・フランキッティ/ガイ・コスモ組552号車HPD ARX-03bがレースをリードしていたものの、パンクチャーに見舞われチームメイトのスコット・タッカー/ライアン・ブリスコ組551号車が優勝。552号車が2位となった。
LM-GTEクラスは、シボレー・コルベット勢、SRTバイパー勢、BMWチームRLLの戦いを制したアントニオ・ガルシア/ヤン・マグヌッセン組コルベットが優勝を飾っている。