アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)第6戦は11日、ロード・アメリカで決勝レースが行われ、マッスルミルク・ピケット・レーシングのクラウス・グラフ/ルーカス・ルーア組6号車HPD ARX-03cが5連勝を飾った。LM-GTクラスでは、SRTバイパーGTS-RがALMS初勝利を挙げている。
予選でポールポジションを獲得した6号車HPD ARX-03cのルーアは、スタートを決めるとハイスピードで序盤を走行。2番手にはスタートでポジションを上げた0号車デルタウイングLM12のキャサリン・レッグがつける。
その後、0号車デルタウイングLM12がレースをリードする展開となったが、最後の1時間に入ると6号車HPD ARX-03cのグラフがトップを奪還。終盤にGTCクラスのクラッシュでセーフティカーラン中のチェッカーフラッグとなったものの、6号車HPD ARX-03cが優勝を飾った。2位にはダイソン・レーシングのローラB12/60が入り、一時レースをリードしたデルタウイングは総合5位でレースを終えている。
LMP2クラスでは、2ストップ戦略を採用し、終盤にセーフティカーが入ったことでトップを守りきったレベル5レーシングのスコット・タッカー/サイモン・ペジナウ組551号車HPD ARX-03bがトップでチェッカーを受けた。
LM-GTクラスを制したドミニク・ファーンバッハー/マルク・グーセンス組91号車SRTバイパーGTS-Rは、クラス6番手からのスタートとなったものの、ドライタイヤへの交換時期などでポジションアップ。終盤にはシボレー・コルベットC6 ZR1勢をコース上でかわし、SRTバイパーにALMS初勝利をもたらした。