オートスポーツ スポーツカートミーティング(ASミーティング)のつま恋ラウンドが静岡県のつま恋カートコースで行われ、#4 モノコレ(杉本真一 選手/向井裕人 選手/阪 直純 選手/澤田一成 選手/福井啓介 選手組)が優勝した。また、今大会には、横溝直樹、阿部翼、谷川達也の3選手も出場。17チーム、63選手がトップドライバーとのドライブを楽しむことができるレースとなった。
ASミーティングは年間を通してのチャンピオン争いはなく、出場するそのレースを目一杯楽しむというコンセプトで今季よりスタートした。ASミーティングとして2戦目となるつま恋でのレースだが、第1戦はオートスポーツ琵琶湖スポーツカートシリーズとのダブルタイトルレースだったため、純粋な意味でのASミーティングは今ラウンドが初。
前述の通り、トップドライバーがチームメンバーとなり出場するなど出場制限のあるシリーズ戦ではありえないサプライズ参戦が実現した。
今大会は昨年の西日本シリーズやMIHAMAシリーズの常連チームが数チーム見られたほか、初参加のチームのあり、カートレース初参加となるビギナーにはASミーティング恒例のレースデビュー講習を実施。25分のレクチャーに加えて40分の走行枠を用意して参加者が安心してレースを楽しめるようなスケジュールが組まれている。
レース時間は3時間、メインストレートを挟んでコースの反対側から、スタートドライバーが待機するマシンへとチーム員が駆け寄りエンジン始動でスタートする、ル・マン式スタートで幕を開けた。
好スタートを切った#5 傾き者(くっぱ 選手/きゃぷてん 選手/ノブ 選手/ペンギン山ちゃん 選手/走れ夕力八ツ 選手組)がレースをリード。これに#4、#11 weedcriff(根本健二 選手/伊藤竜磨 選手/北村豊一 選手組)、#18 モノコミ(杉浦立彦 選手/ken.com 選手/北川真吾 選手/西田大輔 選手組)、#2ハーテリー(四方 寛 選手/奥尾清淳 選手/寺西 潤 選手/梶井貴寛 選手組)が追う。
レースは一部、熱くなったチームを除いて大きなアクシデントはなく、セーフティーカー(SC)が入らず周回を重ね、各チームはそれぞれのタイミングでドライバー交代を消化していく。
折り返しの時点でSC先導による全車給油へのピットインが実施され、燃料補給後にレース再開。結果的にこの給油時のものがこの日唯一のSCランとなった。
後半は#4、#18 モノコミ(杉浦立彦 選手/ken.com 選手/北川真吾 選手/西田大輔 選手組)の兄弟チームが1-2態勢でレースを引っ張るが、最後の最後に#21 Team Itony(伊藤繁雄 選手/杉山和宏 選手/矢部 徹 選手/藤森 翔 選手組)が#18を逆転、2位に入りチェッカー。
この3台が218周で同一周回、4、5位の#17 Team Ito Body(伊藤勇人 選手/川口秀樹 選手/夏目 勇 選手組)、#14 ボルドワールド(小林春基 選手/谷川達也 選手/河村直樹 選手組)は1周遅れの217周と見ごたえのバトルとなった。
次のASシリーズ戦は、愛知県のMIHAMAサーキットでのMIHAMAシリーズ第2戦が5月22日に開催。ASミーティングは6月6日に北神戸サーキットで行われる。詳細情報やエントリーの受付方法は公式サイト『スポーツカート情報局』に掲載されている。