今季から第1戦韓国・インジェを皮切りにスタートするアジアン・ル・マン・シリーズ。その開幕戦は11台のエントリーと、やや寂しいグリッドが決まったが、AsLMS代表のマーク・トーマスは、次戦には台数が増えるだろうと語っている。
トーマスは英AUTOSPORTに対し、今季4戦で争われることになったAsLMSの開幕戦のエントリー台数について、「正直失望している」ことを認めた上で、シーズンが進むにつれてもっと台数が増えてくるだろうと期待を寄せた。
「もちろん、もっと台数がいればそれに越したことはない。でも大事なことは我々がこうして韓国に来て、レース開催にこぎ着けることができたということだ」とトーマス。インジェでは運営を巡ってトラブルが起きており、先週の時点でサーキットがロックアウトされたというが、それも解除され、無事に1日から走行がスタートしている。
「我々のシリーズが現実のものとして始まった今、他の参戦を検討しているエントラントは、より現実的なオプションとして我々のシリーズを見ることができるだろう。もちろんすぐにたくさんのマシンが参加するとは思わないよ。我々は堅実に、有機的にシリーズを育てていきたいんだ」
今季からスタートしたアジアン・ル・マンはスーパーGTと提携関係にあり、第2戦となる富士には8〜10台のGT300車両が登場するとAsLMSでは予測している。シリーズ全戦に参戦予定のチーム・タイサン・剣・エンドレスでは、今季GT300クラスに参戦しているENDLESS TAISAN PORSCHEを加え3台で登場予定だ。