ACOフランス西部自動車クラブは7日。2013年からスタートしたアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)の来季カレンダーとカテゴリー分けの概要を発表した。
今季からスタートしたAsLMSは、初年度は全4戦で開催。韓国のインジェを皮切りに富士、ズーハイ、セパンとレースが行われており、8日のセパンでの第4戦の決勝レースで1年目の日程を終える。
そんなAsLMSは、来季1戦ラウンドを増やし、全5戦で開催されることとなった。新たに開催されることになったのは10月12日の上海戦。ただ、この日程はWEC世界耐久選手権の富士ラウンドと重なっている。AsLMSの富士戦は9月から8月に移動した。
また、カテゴリー分けも変更。今季は3台が登場したLMP2が引き続き頂点カテゴリーとなり、来季から導入されるCN車両をベースとしたLMP3が用意される。すでにLMP3に認められるCNシャシーはリジェやノルマ、ペスカローロ、タトゥースなど8種のシャシーが使用可能とされており、すべてホンダ製2リッターエンジンの使用が義務づけられている。
一方、GTクラスには大きな変化が加えられることになった。今季はGTEと、GT3車両が使われるGTCは別クラスだったが、GTEとGTC、さらにスーパーGT300クラス車両がすべて同クラスとなり、ACOが定めるバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)が施されることとなった。アマチュア向けのGT Amクラスは来季も設けられる。
これに従い、2015年のル・マン24時間耐久レースに招待される枠も変更され、LMP2の年間1位、GTクラスの1位・2位が招待される。ただし、GTクラスの場合、ル・マン24時間ではGTE車両を使用しなければならない。