BMWモータースポーツは6日、2014年のDTMドイツツーリングカー選手権のドライバーとして、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタとマキシム・マルタンを起用すると発表した。
来季、ニューマシンのBMW M4 DTMで復帰後3シーズン目のDTMを戦うBMW。来季も8台体制を敷く予定だが、そのドライバーとして新たに、2012年のマカオGPのウイナーで、レッドブル・ジュニアチーム出身のダ・コスタと、マルクVDS等でGT3レースで大活躍してきたマルタンのふたりを起用することになった。ダ・コスタは、F1でレッドブルのリザーブを務めながらDTMを戦うことになる。
「テストおよび開発ドライバーとして、マキシムは自身がDTMを戦う準備ができたと感じているだろう。彼はテストと、Z4 GT3でみせてきた成功により、DTMのラインナップに加わるだけの価値を示した」と語るのは、BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルト。
「ダ・コスタはBMW M3 DTMでのテストの期間で、その才能を我々に確信させてくれた。それに、シングルシーターでの実績もある。我々は彼がDTMで成長してくれるのを楽しみにしているよ」
一方で、今季までDTMで戦っていたアンディ・プリオールとディルク・ヴェルナーについては、来季からスタートするユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)に、BMWチームRLLから参戦することになった。
「プリオールとヴェルナーがアメリカに行くことは、我々がより深く北米、そして耐久レースに関与していく証明だ。どちらのドライバーも、新たにチームに価値をもたらすだろう」とマルカルトは語っている。