Race Report
Super Taikyu 2014 Series
Round-1/Motegi

BRP★J’SRACING 2台のフィットは雨の激戦の中、クラス2位と6位で終える。

 BRP★J’SRACINGは2014年3月28日~30日にツインリンクもてぎで開催された「スーパー耐久シリーズ第1戦 もてぎ」において、昨年のシリーズチャンピオンカーのフィット2の19号車と新型フィット3の99号車を投入して、2台体制でもてぎ戦に臨み、雨の非常に難しいコンディションの中、2位と6位のダブル入賞で初戦を終えました。

【4月28日(金)公式フリー】天候:晴れ 路面:DRY
 2014年シーズンはチーム体制も一新して2台体制で挑む事になりましたが、今シーズンを占ううえで非常に大切な初戦のレースウィークが始まりました。熟成の進む19号車(フィット2)と開発を急ピッチで進めている99号車(フィット3)で金曜日のフリー走行から積極的に走行をおこないました。セットアップを進め、19号車・99号車共に決勝レースを見据えたセットアップを進める事ができ、予選・決勝共に期待の持てる状態で金曜日のスケジュールを終えました。

【4月29日(土)公式予選】天候:晴れ 路面:DRY
 いよいよ開幕戦の予選が始まりました。19号車はAドライバーの古宮がアタックを開始してコースレコードを2秒も上回る2’20.400でクラス2番手を獲得し、続くBドライバーの野村も果敢にアタックをし、2’22.611を叩き出し、合算で予選クラス3位のポジションを獲得して19号車は高ポジションを獲得する事ができました。

 99号車は急遽2名体制となったもてぎ戦をAドライバー奥村からアタックを開始し、2’20.988でクラス3番手につけ、続くBドライバー大野はコースレコードを大きく上回る2’18.963を叩き出し、合算で予選クラス2位のポジションを獲得して、2台共好ポジションを獲得する事ができました。

【第1戦もてぎST5クラス予選結果】
(19号車)
Aドライバー:古宮 正信 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’20.400 クラス2位
Bドライバー:野村 浩史 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’22.611 クラス6位
Cドライバー:丸山 和宏 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’22.463 クラス3位
Dドライバー:恩塚 一将 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’26.356 クラス2位
(99号車)
Aドライバー:奥村 浩一 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’20.988 クラス3位
Bドライバー:大野 尊久 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’18.963 クラス1位

【4月30日(日)決勝】天候:雨 路面:WET
 決勝レースは雨模様でのスタートとなりました。19号車・99号車共に好位置からのスタートで、難しいコンディションの中、危なげなく順調に周回を重ねて5時間の長丁場のレースを進めていきました。99号車はライバルの95号車(リジカラFIT3)とレース序盤から接戦を展開し、レース終盤には6秒のビハインドまで詰め寄りますが、一歩届かずクラス2位でレースを終えました。

 19号車はレース終盤に単独クラッシュにより順位を落としますが、無事に6位入賞でレースを終えました。19号車は今年から新体制のドライバーラインナップで、今後車両とドライバーのシンクロ率を上げて共に熟成を進める事が課題となり、また99号車は車両の開発を進めライバル車両との接戦に耐えうる体制を強化する必要があり、チームとして今後の課題が浮き彫りとなったレースとなりました。

【コメント】
チーム代表兼ドライバー:奥村浩一
昨年は悲願であったシリーズチャンピオンを獲得して、今年はそのタイトルを確実な物にする為に連覇を目指し、BRPは新体制で更に2台体制という布陣で開幕戦に挑みました。開幕戦からコースレコードが2秒以上も更新され、全チームが接戦状態という緊迫したレースになった事は、予想以上に、非常に厳しい戦いの幕開けとなり、今後のレースは1戦たりとも気が抜けないレースが続きます
。昨年以上にチーム一丸となって、車両の熟成は勿論の事、新体制となったドライバー・チームスタッフの絆を深めつつ、確実な進化が進むように努力していきたいと思いますので、是非皆さん今年のBRPにご期待を頂き、引き続きご支援・ご声援をお願いいたします。

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