Round8 11/15-16
TWIN RING MOTEGI
第8戦ツインリンクもてぎ(栃木県)
MOTEGI GT 250km RACE
RACE REPORT
2014.11.15 – 公式予選
SUBARU BRZ GT300は、クラス19位で予選通過
11月15日(土)に栃木県のツインリンクもてぎでSUPER GT第8戦公式予選が行われ、R&D SPORTがエントリーしている#61 SUBARU BRZ GT300(佐々木孝太/井口卓人)はクラス19位で予選通過しました。
この日の天気は晴れ。この時期にしては暖かめの気温でしたが時折吹く風は冷たく、最高気温は13度でした。そのため路面温度も上がらず、SUBARU BRZ GT300は午前中に行われた練習走行から苦戦を強いられることとなりました。
タイヤのグリップ感が薄く、セッティング中にベテランの佐々木孝太がスピンする場面もありました。チームは考えられるセットアップ変更を行い、午後の公式予選に臨みました。しかし、劇的な変化は見られず、Q2進出をかけて佐々木がタイムアタックに挑んだものの、19番手タイムに止まりました。
ドライバーの佐々木は、「本当に何をやってもタイムが上げられず、苦しい一日でした。明日のレースのためには、チームが色々とマシンの対策とレース運びの作戦を考えてくれることになっています。僕たちドライバーは、諦めずに与えられた条件の中でベストを尽くすだけです」と語っています。
また、STI総監督の辰己英治は、「去年のこのレースの予選はポールシッターだったので、この落差に驚いています。常識的な理論に基づいて色々セッティングを変えてみましたが、効果があったとは言えません。明日は何かを大きく変えてフリー走行を走り、状況打開を試みてみます。応援していただいているSUBARUファンの皆様に対し、恥じないレースをしたいと思います」と話しています。
2014.11.16 – 決勝
シリーズ最終戦のSUBARU BRZ GT300は、17位完走
11月16日(日)にツインリンクもてぎ(一周4.801km)で本年のSUPER GT最終戦決勝レースが行われ、予選19位からレースをスタートした#61 SUBARU BRZ GT300(佐々木孝太/井口卓人)は、17位で完走を果たしました。
競技距離250kmの決勝レースは、午後1時にスタート。前半を担当した井口卓人は、コース幅が狭く抜きどころの少ないもてぎのレイアウトを攻めあぐねながら周回を重ね、レース中盤に佐々木孝太にバトンタッチ。佐々木も淡々とレースを進め、クラス17位でチェッカーフラッグを受けました。
井口は、「今回のレースは、金曜日のテスト走行から一度も歯車が合わないまま、レース終了まで来てしまったという感じです。今年は速いところを見せられるレースが多く、ドライバーとして僕自身には良い経験となりました。最終戦は不甲斐ない結果でしたが、データは今後のセッティングに活かされるはずです。今後もどうぞよろしくお願いします」と語り、STIチーム総監督の辰己英治は、「色々と対策は施しましたが、抜本的な解決には至らず、残念な結果となりました。ファンの皆さんには大変申し訳ありませんでした。今年を振り返ると、予選だけではなくレースで強いクルマ作りを心がけてきたつもりですが、結果として攻める姿勢がまだ足らなかったと思います。このシーズンオフにいつでも攻められるクルマ作りに全力を注ぎ込みたいと思います。一年間ご声援をありがとうございました」と締めくくりました。
レース後行われたシリーズ表彰式において、「JAF GT車両の中で最も目覚ましい活躍を見せた車両」を対象とした国土交通大臣杯がSUBARU BRZ GT300に贈られ、チームを代表して辰己総監督がステージに登壇し、これを受け取りました。