スーパーGT300クラスで紫電を走らせるCars Tokai Dream28は、自チームのホームページで、今季の第5戦SUGO、第6戦鈴鹿への参戦を表明。第7戦以降の参戦継続は「継続が決まりましたら、あらためてHPで発表いたします」としている。
今季のプリヴェ アップル 紫電は第2戦以降、髙橋一穂の本業専念のため吉本大樹にドライバー交代、その後は浮き沈みのあるレースが多かったものの、第4戦セパンでは最後尾グリッドから怒濤の追い上げをみせ優勝! 今季初勝利を飾っていた。
そんなプリヴェ アップル 紫電だったが、「昨秋からの世界的経済不況は、モータースポーツ界にとってもHondaのF1撤退を始めとして、各方面に大きな障害となって立ちはだかりました。Cars Tokai Dream28も例外ではなく、何とか開幕をむかえたものの、厳しい状況の中の参戦となりました(HP/http://www.hondacars-tokai.com/carstokairacing/より)」との内容にもある通り、継続参戦が危ぶまれているという内容の噂はパドック内でも何度か上がっていた。
しかし12日、Cars Tokai Dream28のホームページには『紫電走る!』というタイトルで、第5戦SUGO、第6戦鈴鹿への参戦を明言。とりあえずこの2戦では紫電の走りが見られることが分かった。すでに発表されている第5戦のエントリーリストでは、『アップル・K-one・紫電』と新たな車名も公開されている。
ただ、第7戦富士、第8戦オートポリス、第9戦もてぎへの参戦に関しては「厳しい経済状況下の中、サポートいただいておりますスポンサー様始め、多くのファンからの後押しを受け、Cars Tokai Dream28は、現在残るレースを最後まで継続参加できるように最善の努力をしておりますが、チャンピオン争いに加わる、“勝つ為”の継続参戦は容易ではありません。第7戦以降の参戦予定は今しばらくお待ち下さい。継続が決まりましたら、あらためてHPで発表いたします」として、まだ参戦決定には至ってないという。
第4戦セパン終了時点で加藤寛規がドライバーズランキング4位につけており、まだまだチャンピオンは射程圏内。それだけに、最終戦までの参戦継続が望まれるところだ。