スーパーGTシリーズ第6戦レースレポート
96号車『DIJONワコーズエンドレスZ06RGT3』(田中勝輝/池上真)

開催日
予選:2013年9月7日(土),決勝:2013年9月8日(日)
開催場所
富士スピードウェイ(1周4.563km)
順位
予選:GT300クラス25位 / 決勝:GT300クラス22位
観客動員
9月7日(土) 19,500人 / 9月8日(日) 32,800人 /計52,300人

 2013年9月7日(予選)、8日(決勝)の2日間、2013 AUTOBACS SUPER GTシリーズ第6戦が静岡県小山町の富士スピードウェイで開催された。DIJON WAKO'S ENDLESS Z06R GT3 #96は、前回鈴鹿ラウンドを欠場したため、菅生ラウンド以来約1ヶ月半ぶりのレースとなる。ドライバーは田中勝輝選手と池上真選手のコンビでこのレースに参戦した。

■9月7日(土) 練習走行
 この日の富士スピードウェイは曇り空。心配されていた天気の崩れは無く、ドライコンディションの中、練習走行は予定通り9時00分から開始された。DIJON Racingは、まず池上選手がマシンチェックを目的にコースイン。しかし僅か数周を走行したところでトランスミッションにトラブルが発生。チームクルーによる修復作業が行われたが、公式練習のセッション中には修復が間に合わず、96号車の走行はここで終了となった。

■9月7日(土) 予選
 14時00分から行われたノックアウト予選Q1は田中選手が担当。練習走行中にトラブルが発生したトランスミッションは修復が間に合わず、スペアミッションへ積み替えを行った。トランスミッションの積み替え作業は、予選セッション開始間際にギリギリ間に合わす事が出来た。しかし、練習走行できなかったハンデは大きく、また本調子とは行かないマシンでは田中選手も1分45秒086をマークするのがやっとで残念ながらQ1突破はならず、GT300クラス24位となった。

■9月8日(日) フリー走行
 決勝日は朝から雨が落ち始め、フリー走行はウェットコンディションでの走行となった。田中選手、池上選手は走行時間の不足を補うため、30分間のフリー走行だけではなく、サーキットサファリの時間までを目一杯使って精力的に走行し、決勝への準備を整えた。

■9月8日(日) 決勝レース
 天候は回復し、午前中の雨はあがり、路面はドライコンディション。しかし、空には依然と厚い雲が多い尽くしており、今にも雨が降り出しそうな中、マシンはグリッドに並べられ、14時03分に300km決勝レースがスタートした。今回のスタートドライバーは池上選手が務める。

 池上選手は落ち着いたスタートを見せ周回を重ねて行く。GT500クラスが19周目に入ったところで、ホームストレート上でGT500車両の単独クラッシュが発生し、クラッシュ車両回収の為にセーフティカー(SC)が導入される。

 多くのチームがこのタイミングでピットインを行うが、DIJON Racingは想定しているピットインタイミングからはまだ早すぎるとの判断からコースに留まる事に。SC中にピットインを行わなかったDIJON WAKO'S ENDLESS Z06R GT3はSC解除直後には、11位まで順位を上げる事に成功した。

 その後レースが再開され、33周を終えたところでDIJON WAKO'S ENDLESS Z06R GT3はピットイン。ピットイン数周前よりサーキット周辺では小雨が降り出し、降ったり止んだりと微妙なコースコンディションとなる。ピットにはドライタイヤとレインタイヤの両方が用意されたが、他チームのラップタイムを冷静に見極めて、チームはドライタイヤを選択し、田中選手にドライバー交代する。

 22位でコースに復帰した田中選手は残りのスティントを走りきり、DIJON WAKO'S ENDLESS Z06R GT3は58周を周回。クラス22位でFUJI GT300km RACE完走を果たした。

 次戦10月5日~6日に開催される第7戦オートポリス(大分県)は、DIJON Racingは、DIJON Racing IS GT-R #48 の1台体制での参戦を予定しておりDIJON WAKO'S ENDLESS Z06R GT3 #96はスキップする予定です。引き続き、DIJON Racingの応援を宜しくお願い致します。

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