SUPER GT SERIES 2013 第8戦 MOTEGI GT 250km RACE レポート
開催日時:11月2日(土)~3日(日)
開催地:ツインリンクもてぎ(栃木県)
天候/路面:11月2日 曇り/ドライ 11月3日 曇り/ドライ
参加車両:DIJON Racing IS GT-R(日産GT-R NISMO GT3/R35 GT3)
ドライバー:Takamori博士、千代勝正
公式練習:1'50.640/GT300クラス13位
公式予戦Q1:1'49.530/GT300クラス6位
公式予戦Q2:1'52.276/GT300クラス13位
フリー走行:1'50.908/GT300クラス4位
決勝:GT300クラス18位(49Laps)
SUPER GT SERIES 2013も『MOTEGI GT 250km RACE』で最終戦を迎える事となった。DIJON Racingは日産GT-R NISMO GT3(#48)にTakamori博士、千代勝正で参戦。最終戦はレース距離が250km(53周)とシリーズ最短のレース距離で行われ、しかもハンディウェィトが無くなりノーハンディとなる。またツインリンクもてぎは抜きどころの少ないレイアウトを持つため、予選から決勝に向けてチームの総合力が問われるレースなっている。開幕戦以来のポイント獲得に向けて、DIJON Racingは2013年最後のレースに挑んだ。
■公式練習 11月2日(土) 9:00~
この日のツインリンクもてぎは曇り空。しかし雨の心配は無く公式練習はドライコンディションの中行われた。午前9時00分よりに行われた練習走行。DIJON Racingは千代選手がまずステアリングを握り、1分50秒640をマークしこの時点で6番手につける。その後Takamori選手に交代しマシンのセッティングの確認を中心に走行。セッションも中盤を過ぎ、残りの時間を予選に向けての準備に費やし、順調にマシンを仕上げて行く。このセッションの最終順位こそ13位となったがDIJON Racing IS GT-Rは午後から行われる予選セッションに向け、先ずは順調なスタートを切った。
■公式予選 11月2日(土) 9:00~
午前中に引き続き曇り空ながらドライコンディションの中、GT300クラスの予選Q1セッションが14時00分に開始された。DIJON Racingの予選Q1アタックドライバーは千代選手が担当。セッション開始でライバル勢がコースインして行く中、千代選手は集団の中でのアタックを避けるべくやや時間をずらしてコースイン。ウォームアップを行い、アタックラップを行おうとするが、#55 CR-Zがスピンしたため赤旗が提示されたためセッションは中断。
すぐさま赤旗は解除され、千代選手はアタックを再開。1分49秒530をマークしこの時点でのトップタイムをマーク。アタックを継続するも1分49秒964でタイムアップはならず。DIJON Racingは決勝に備え予選アタック終了を指示。ライバル勢のタイムアップもあって最終的に6番手となったが、無事予選Q2セッション進出を決めた。
続いて行われた予選Q2セッションはTakamori選手が担当。Takamori選手はラップごとに自己ベストを各セッションで更新。計測5周目には1分52秒276までタイムを縮めてきたが、順位は13番手に留まった。
これで明日の最終戦、DIJON Racing IS GT-RはGT300クラス13番手からのスタートが決定した。
■フリー走行 11月3日(日) 8:50~
30,000人もの大観衆が訪れ、朝から華やかで熱狂的な雰囲気に包まれたツインリンクもてぎ。この日のツインリンクもてぎは薄い霧が出ていたが予定通り8時50分より30分間のフリー走行が行われ、DIJON Racingは決勝前にマシン、ピット作業などの最終確認を行った。このセッションでは序盤に千代選手がマークした1分50秒908がベストタイムとなり、最終順位は4番手。決勝での追い上げに期待が持たれる。
■決勝 11月3日(日) 13:30~
午後を迎えて、薄曇りの空の下、いよいよ2013年シリーズ最終戦『MOTEGI GT 300km RACE』が13時34分にスタートした。千代選手はスタート直後に#2 マクラーレンをパスし12番手浮上。続いて#10 SLSの背後につけ更なるポジションアップを狙うもなかなか順位を上げる事は出来ず。燃費、ラップタイム、そして集団で迫るGT500クラスのマシンなど…、様々な要因を気にしながらのドライブながら千代選手は順調に周回を重ねていく。
規定周回ギリギリまでピットインを遅らせる作戦を取ったDIJON Racing IS GT-Rはピットイン直前の33周を終える頃には2位までポジションをあげる事に成功。このピットインで最低量の燃料補給、リアタイヤの交換、そしてドライバーチェンジを行い、DIJON Racing IS GT-RとTakamori選手は最後のチェッカーに向かってコースに復帰していった。
16位でコースに復帰したTakamori選手は着実に順位を回復。しかし44周目、14位まで順位を上げたTakamori選手は不運なアクシデントに遭遇、左右のフロントタイヤを破損してしまったため緊急ピットイン。タイヤ交換を行いコースに復帰する事ができたが順位を19位まで落としてしまう。
Takamori選手は再度順位を取り戻すべくドライブするも、250kmと短いレース距離では挽回の機会は残されておらず、49周を走行、18位で最終戦のチェッカーを受けた。これで2013年のSUPER GTシリーズは全てのレースが終了。ドライバーズランキングは開幕戦9位入賞もあり合計2ポイントでランキング28位。チームランキングは合計13ポイントでランキング20位という最終結果となった。
この『MOTEGI GT 250km RACE』を終えて2013年SUPER GTシリーズ全てのレースが終了しました。年間を通じて応援して頂きました全ての皆様に深く御礼を申し上げます。
シリーズ戦は終了しましたが、11月23日~24日に特別戦として『JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP』が静岡県の富士スピードウェイで開催されます。DIJON Racingはこのレースに48号車『DIJON Racing IS GT-R』と『DIJON WAKO'S ENDLESS Z06RGT3』の2台体制での参戦を予定しております。今年最後のSUPER GT参戦車両でのレースとなるJAF Grand Prixでも引き続きDIJON Racingの応援を宜しくお願い致します。