約1週間前、ポール・リカールにおいてオレカでスポーツカーのテストを行ったブルーノ・セナが、今週ホッケンハイムでメルセデス・ベンツのDTMマシンをテストした。
昨年GP2でランキング2位を獲得したセナは、2009年のF1シートを獲得できず、現在今季の選択肢について検討している。F1との密接なかかわりを保つことを重視したいと言う彼だが、今季はDTM参戦という道もあると考えているようだ。
セナにとって昨年GP2に参戦中の経験しかないホッケンハイムで、メルセデスは彼のDTMドライバーとしてのポテンシャルを評価することを決めた。
「テストは2日目も続けられる」と初日走行を終えたセナはコメントしている。
「その後、メルセデス・ベンツ・モータースポーツのバイスプレジデントであるノルベルグ・ハウグと、将来について話し合う機会を持つだろう。ここまではとても面白かったよ。このマシンに乗っていきなりペースを上げて楽しんだ」
「だが、DTMの競争レベルを見くびったりはしていない。注目の集まる、素晴らしいシリーズで、ホイール・トゥ・ホイールの戦いが繰り広げられる」
「話し合うべきことは多い。だが、接戦のレース、徹底的なスピードへの集中といった、このカテゴリーの要素は、僕にとても合っているんじゃないかと思う。将来F1入りを目指す上で、僕のキャリアに価値を加えるような新しい経験となるに違いない」
DTM関係者の間では、メルセデスは9台体制から8台体制に縮小することを考えており、マティアス・ラウダ、そして驚くべきことにポール・ディ・レスタを外す可能性があるとささやかれている。
セナがテスト初日に2008年スペックのCクラスで印象的なパフォーマンスを見せた後、ハウグはまだ何の決定も下されていないことを強調した。
「今日、ブルーノ・セナが初めてDTMのフィーリングを味わい、エンジョイした。彼は明日もテストを行う。その後、全員で腰を据えて次のことを決定する予定だ」
旧記事 ニュース
DTM:ブルーノ・セナ、メルセデスのDTMマシンを初ドライブ
