DTMドイツツーリングカー選手権でメルセデスベンツを使用していたチームのひとつ、ペルッソン・モータースポーツが、モータースポーツ活動から撤退することになった。
ペルッソンは、不動産や航空事業等の複数の事業を展開するハイコ・グループが、元レーシングドライバーであったスウェーデン人、イングマール・ペルッソン率いるチームを2011年に買収、チーム名をそのままにDTMに参戦をしていた。
昨年秋に全クルーの契約終了が突如告げられ、それと同時に2台のDTMメルセデスベンツCクラスクーペがアッファルターバッハのHWAのワークショップへ返還されたという。その後の動向については、オフィシャルの発表が待たれていた。
メルセデスは現時点において、ペルッソンの後任として新チームが加入するかどうかの明言は避けているが、昨年のホッケンハイムの最終戦では、DTMメルセデスの今季は6台体制での参戦が予想されていた。
創立以来ペルッソンでは、ウベ・アルツェン、オラフ・マンタイ、エレン・ロール、ジャン・アレジ、ポール・ディ・レスタ、ジェイミー・グリーン、ゲイリー・パフェットなど数多くのトップドライバーが活躍。2012年度はスージー・ウォルフとロバート・メルヒがこのペルッソンから参戦していた。
ハイコ・グループはヴィースバーデンにあるペルッソンのDTM用のワークショップのほかに、5台のメルセデスSLS AMG GT3を所有。ニュルブルクリンク近郊のモイスパートを拠点とするハイコ・モータースポーツを構えており、そちらの今後の活動も気になるところだ。