ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)は、3月23日〜24日にポール・リカール・サーキットでプレシーズンテストが行われ、マーフィー・プロトタイプスの48号車オレカ03R・ニッサンが2日間の総合首位となった。
LMP2クラスをトップカテゴリーとして、LM-GTEクラス、GT3車両などが走るGTCクラスに加えて、今季から新たにLMP3クラスも新設されたELMS。4クラス合計34台がフルシーズンエントリーしており、今回のテストには26台が参加した。
ドライからウエットまで様々なコンディションで展開された今回のテスト。総合トップタイムとなった46号車オレカ03Rの1分48秒155は初日最初のセッション中にマークされた。総合2番手には、ティリエ・バイ・TDSレーシングの46号車オレカ05・ニッサンがコンマ3秒弱の差で続き、3番手にはグリーブス・モータースポーツの41号車ギブソン015S・ニッサンがつけた。
LM-GTEクラスでは、ATレーシングの56号車フェラーリ458イタリアが1分56秒980でトップタイムに。今季からELMSに投入されるBMWチーム・マルクVDSの52号車BMW Z4 GTEはクラス4番手でテストを終えた。GTCクラスではSMPレーシングの57号車フェラーリ458イタリアGT3が1分57秒747でクラス首位につけている。
また、ELMSとアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)で今季から新たに新設されるプロトタイプカーの入門クラスとなるLMP3には、チームLNTの2号車ジネッタ・ニッサンのみ参加。この2号車は、2日間で合計135周と走り込んだ。ベストタイムは1分57秒932で総合15番手となっている。
ELMSの開幕戦は、4月10日〜11日にシルバーストンで開催される。