今季からLMP2クラスをトップカテゴリーとして争われるヨーロッパ・ル・マン・シリーズ(ELMS)は1日、ポールリカールで決勝レースが行われ、ティリエ・バイ・TDSレーシングのオレカ03・ニッサンが優勝を飾った。
ヨーロッパでこれまで行われていたル・マン・シリーズは、2012年からWEC世界耐久選手権が誕生することもあり、LMP2をトップカテゴリーとして、LM-GTEプロ/アマ、LMPCという4クラスで争われることとなった。
開幕戦となるポールリカールでのレースでは21台が集結。トップカテゴリーのLMP2クラスでは、昨年のLMP2クラスチャンピオンチームであるグリーブス・モータースポーツのザイテック・ニッサンと、TDSレーシングがトップを争う展開となったが、グリーブスはピット作業違反のため2分間のペナルティを課せられることに。
これでTDSレーシングのオレカ・ニッサンを駆るマティアス・ベッシェ/ピエール・ティリエ組が優勝。2位には、WRC王者のセバスチャン・ロウブが立ち上げた“セバスチャン・ロウブ・レーシング”のオレカ・ニッサンが入ることに。この週末、ロウブはラリー・ポルトガルに参戦していたがSS3でリタイアしたこともあり、ポールリカールに姿をみせ、チームの初レースの2位を祝った。
3位にはスタチューGPの46号車ローラ・ジャッドが入り、ニッサン勢の表彰台独占はならず。LM-GTEプロクラスはJMWモータースポーツのフェラーリ458が入った。