フォース・インディアのチーム副代表、ボブ・ファーンリーは、中国GPで接触したポール・ディ・レスタとエイドリアン・スーティルに関し、二度と決勝1周目に同士討ちすることは許されないと語った。
中国GPオープニングラップのヘアピン出口で、ニコ・ヒュルケンベルグを抜こうとしていたスーティルのラインが大きくふくらみ、アウト側にいたディ・レスタとホイール同士が接触、ディ・レスタはコース外に押し出され、順位を落とした。
ディ・レスタは8位でフィニッシュ、スーティルは別のアクシデントによってリタイアを喫した。
レース後、ディ・レスタは「ヘアピンでのエイドリアンとの接触によってポジションを3つか4つ落とした」と述べている。
一方スーティルは、ディ・レスタに非があると主張した。
「(接触については)たいして言うべきことはない。僕には何も見えなかった。リヤタイヤに衝撃を感じ、ミラーを見たらポールがいた」
「彼が何をしていたのか分からない」
ファーンリーは、今後は1周目にチームメイト同士で接触するような事態を起こさないよう、ふたりに言い聞かせると語った。
「彼らを呼んでビデオを見せなければならない。1周目にあんなことをする必要は全くなかったのだ」とファーンリー。
「ふたりとも優れたドライバーだ。ふたりの間でこの問題を解決すればそれで済む」
「難しいことだとは思っていない。チームとしてはああいうことが1周目に起こることは認めないということを彼らに理解させればいい」
ファーンリーは、何が起きたかを詳細にチェックする必要があるが、スーティルがディ・レスタに対してスペースを十分に残さなかったのだろうと考えている。
「状況を完全に理解する必要がある。だがエイドリアンが突然縁石に乗るか何かして、ポールに十分なスペースを残さなかったのではないかと思う」
「我々は7位を目指していた。1周目の事故がなければジェンソン(・バトン)の前に出ることができたかもしれない」