全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第1回合同テストは6日、2日目のセッションが行われ、塚越広大(DOCOMO DANDELION)が2日間の総合トップタイムをマークした。

 日曜日の鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デーではわずかな時間ながらドライの走行があったものの、日曜午後から雨模様となり、月曜日は終日ウエットコンディションとなったフォーミュラ・ニッポン合同テスト。

 しかし、2日目となった6日は朝から晴れとなり、太陽が鈴鹿に注ぐことに。とは言え前日までの雨が路面に残り、ウエットコンディションでのスタートとなった。開始から40分程度までは各車ウエットタイヤを装着して周回を重ね、しばらくして路面が乾いてくると、スリック投入まで各陣営様子見という展開になった。

 その後、塚越、国本雄資(Projectμ/cerumo-INGING)、安田裕信(KONDO RACING)らがスリックタイヤを装着しコースイン。日曜日のファン感謝デーから持ち越したユーズドタイヤで各車が周回を重ねた。

 午前中のセッション終了間際には、半分ほどのマシンが初めてニュータイヤを投入。最終的に唯一39秒台に入れた山本尚貴(TEAM無限)が午前のトップタイムとなり、2番手には松田次生(TEAM IMPUL)が続いた。3番手には伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、4番手に塚越という順位になったが、山本、松田はニュータイヤで、DOCOMO DANDELIONの2台はユーズドでマークしたタイムだった。

 午後も引き続き晴天で、ドライでセッションがスタート。各々がドライでのメニューをこなすセッションとなり、塚越やアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)はロングランを、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)は足回りの調整などを行った。

 そんな中、開始49分にはロッテラーがデグナーふたつめでスピンを喫し、エンジンを止めてしまったため赤旗提示。ロッテラーは自走でピットに戻りセッションは無事再開となった。

 残り20分というところで、各車ニュータイヤを投入し、2セットを連続使用。そんな中、塚越が午前中の山本のタイムを上回る1分39秒636というタイムをマークし、午後のトップに。2番手には伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が続き、DOCOMO DANDELIONがワンツー。ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が午後の3番手となった。午前トップの山本はアタック中にシフトロック。タイムを伸ばすことができなかった。

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