F1第7戦トルコGPは土曜日の朝に3回目のフリー走行が行われ、フェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。2番手はヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、3番手にはティモ・グロック(トヨタ)が入った。中嶋一貴(ウイリアムズ)は4番手となっている。
土曜日のフリー走行3回目は、気温27℃、路面温度は39℃というコンディションでセッションがスタート。コースオープンとともに各車はすぐにインスターレーションラップに入っていき、最初の10分で全車が一通りチェック走行を終える。
序盤はまず、マッサが最初のタイム計測を行い、1分28秒592というタイムをマークしてセッションをリード。ここではマッサをはじめとする多くのマシンが固い方のタイヤを履いて周回をスタートさせており、各車は徐々にタイムを更新しながらセッションを進めていった。
セッションが折り返しの30分を迎えると、ここでルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)とニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)が続けざまにトップタイムを更新する。ジェンソン・バトン(ブラウンGP)は3番手に進出、以下にルイス・ハミルトン(マクラーレン)、マッサ、中嶋一貴とつけるが、中盤にかけては16番手のセバスチャン・ブエミ(トロロッソ)までが1秒以内と各車のタイムは接近した状態となった。
そんな中、4年連続のポールを狙うマッサはセッション終盤を前にユーズドタイヤを装着してアタック、2周目にトップタイムを更新すると、さらに翌周には1分27秒台に入れて他のマシンを再びリードする。その後マッサは最後のアタックで柔らかい方のタイヤを投入するが、自身のタイムを上回ることはできず。他のドライバーもタイム更新することなく、マッサのマークした1分27秒983が全体のトップでセッションは終了となった。
トヨタの2台は終盤のアタックでタイムを大きく伸ばし、2、3番手に進出。ウイリアムズの中嶋一貴も4番手と続き、午後の予選に向け順調な仕上がりを見せている。