F1第2戦マレーシアGPは土曜日に公式予選が行われ、ブラウンGPのジェンソン・バトンが開幕戦に続く2戦連続のポールポジションを獲得した。2番手にはトヨタのヤルノ・トゥルーリが入り、3番手にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がつけた。トヨタのティモ・グロックは5番手、ウイリアムズの中嶋一貴は12番手となった。
午後5時からの予選を前にしたセパンの天候は晴れ、気温30度、路面温度は39度とコンディションは朝のセッションとほぼ変わらず。それでも午前中にはなかった日差しが照りつけている。
Q1
20分間で争われるQ1は序盤から1分35秒台が並び、ブラウンGPがまずはトップ2を形成、フェラーリ勢が続く展開となった。しかし残り3分からセッションが大きく動き始めると、ルーベンス・バリチェロ(ブラウン)が1分34秒681でトップに浮上。トヨタのトゥルーリも同じく1分34秒台に入れ、チームメイトのグロックとともに2、3番手につけた。中嶋一貴は12番手となりQ2進出を果たしている。
一方、早くから好位置につけていたフェリペ・マッサが最終アタックを行わず16番手まで落ちまさかのQ1脱落。フォース・インディア2台とネルソン・ピケJr.(ルノー)、セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)もQ1で姿を消した。
Q2
続くQ2は15分間の争い。ここでも残り3分からバトルがスタートし、2番手のセバスチャン・ベッテルを除く14台がアタックへと向かった。ここでトップに立ったのは1分33秒784をマークしたバトン。次いでトヨタのトゥルーリが同じ1分33秒台で2番手につけた。3番手にはマーク・ウエーバーが入り、4番手グロック、5番手ベッテルと続いた。
中嶋一貴は惜しくも12番手でQ3進出ならず。マクラーレン2台も13、14番手に沈み、王者ルイス・ハミルトンは前戦に続いてQ1にたどり着けなかった。
Q3
ポールポジションを争うQ3は最終のワンアタックで決着。Q2に続き速さを見せるバトンに好調トゥルーリが挑む展開となったが、トゥルーリはバトンの1分35秒181に対しコンマ1秒届かず2番手に終わる。これでトップを死守したバトンが2戦連続でポールポジションをゲットすることとなった。3番手にはベッテル、4番手にはバリチェロがはいったが、ふたりはそれぞれ10グリッド、5グリッド降格が決まっているため、明日の決勝グリッドは予選5番手のグロックと同6番手のニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)がセカンドロウにつけることとなった。