F1開幕戦オーストラリアGP公式予選Q2は、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。
15分間で争われたQ2は、セッションが残り9分となったところでフェルナンド・アロンソが1コーナーをコースアウト、グラベルにはまったアロンソは自力でコースに戻ることができず、セッションも赤旗中断となってしまう。
この時点でタイムシートの上位につけていたのは、ルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトン、セバスチャン・ベッテル、マーク・ウエーバーらで、マシンを降りたアロンソも1分26秒台のタイムで5番手につける。
しかし、残り時間8分22秒で再開されたセッションでは、アロンソのタイムが次々に更新され、フェラーリは12番手までドロップ。もう一台を駆るフェリペ・マッサも16番手と精彩を欠き、チームにとっては最悪の結果に。アロンソもマシンを降りる際には珍しく怒りをあらわにした。
セッションのトップはメルセデスのロズベルグで、チームメイトのミハエル・シューマッハーが2番手。ハミルトンが3番手となった。一方、ザウバーの小林可夢偉は、終盤にかけてアタックを続けたものの、Q1で出したトップタイムすらも更新できず、13番手に終わってしまった。