ブリヂストンは2010年末でF1から撤退することをすでに発表しているが、FIAが慰留していると報じられている。
スペインのエル・ムンド・デポルティーボは、来季以降もF1に残るようブリヂストンを説得するための手段が検討されていると報じている。
ブリヂストンは2009年シーズン終了後に、現在の契約が切れる2010年末をもってF1から退くと発表。その決断の理由は現在の経済状況にあるとは明言されていないものの、2009年以来、同社の純利益は大幅に落ち込んでいると報じられている。
しかしブリヂストンを残留させるための解決法を探るべく交渉が行われており、すでに今季F1のレギュレーションではマシン1台あたり使用されるタイヤの本数が14セットから11セットに減らされた。もしブリヂストンが希望するなら、その本数は将来的にさらに減らされる可能性もあるようだ。
ブリヂストンが撤退発表を行った後、ピレリは早々にF1参戦の可能性を否定、ミシュランは当初は否定したものの、その後、状況によっては考慮すると述べている。また、韓国のクムホとハンコックも候補として浮上しているが、時間が限られる中、高い技術力と莫大な投資が必要となるため、この2社の可能性は低くなっているものと見られる。