FIA-GTシリーズ第5ラウンドは29日、スペインのナヴァーラでチャンピオンシップレースが行われ、セバスチャン・ローブ/アルバロ・パレンテ組セバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)の9号車マクラーレンMP4-12C GT3が優勝を飾った。

 プロクラス10台、プロ-カップクラス9台、ジェントルマン・トロフィー1台と20台が参加したFIA-GT第5ラウンドナヴァーラ。土曜の予選ではステファン・ロジーナ/マルク・バッセング組24号車ランボルギーニ・ガイヤルドがポールポジションを獲得。WRTの13号車アウディR8 LMSウルトラが2番手につけた。3番手にWRTの12号車、SLRのローブ組マクラーレンは4番手となった。

 迎えた日曜朝の予選レースは、急遽降り出した雨により各チームは大急ぎでウエットにスイッチ。しかし、ポールの24号車ガイヤルド、3番手につけたWRTの12号車はスリックのままスタート。ミスチョイスとなった2台は遅れ、4番手スタートのパレンテ駆るマクラーレンがリードを奪った。

 その後、パレンテからローブにスイッチした9号車マクラーレンはレースをリード。今シーズン3度目の予選レース優勝を飾った。2位には13号車アウディ、3位には25号車ランボルギーニ・ガイヤルドが続いた。

 続く決勝レースでは、ローブがスタートを決めリード。5番手から飛び出した同じSLRの10号車マクラーレンを駆るアンドレアス・ズバーが続いていく。ズバーはローブにプレッシャーをかけていくが、ローブはこれを退けパレンテに交代。トップでチェッカーを受けた。

 今季からサーキットレースに本格転向している9度のWRCチャンピオンのローブは、これが嬉しいFIA-GTシリーズのチャンピオンシップレースでの初優勝(予選レースではすでに3度の優勝)。2位は10号車が続き、自身のチームがワン・ツーを飾るという幕切れになった。3位には13号車アウディが入っている。

FIA GT – Navarra Main Race – Short Highlights – 2013

FIA GT – Navarra Qualifying Race Short Highlights

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