FIA-GTシリーズ第4戦はスロバキアリンクで18日、予選レースと決勝が行われ、HTPグラビティ・シュローズのアンドレアス・シモンセン/セルゲイ・アファナシエフ組2号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が優勝を飾った。
17日に行われた予選では。レネ・ラストがドライブした12号車アウディR8 LMSウルトラがポールポジションを獲得。ランボルギーニ・ブランパン・ライターの24号車ガイヤルドGT3 FL2がフロントロウ2番手、2号車メルセデスが3番手につけた。
迎えた18日朝の予選レースでは、序盤にアルバロ・パレンテが駆るセバスチャン・ローブ・レーシングの9号車マクラーレンMP4-12C GT3が8番手から2番手に浮上。パレンテからバトンを受け取った9度のWRC王者ローブが、冷静に首位を走っていた11号車アウディをかわし予選レースを制した。
「アルバロが素晴らしい仕事をしてくれて、8番手から2番手に上がってくれた。僕のスティントではアウディをかわしトップに立つことができたんだ。僕たちは開幕戦ノガロの予選レースを制して以来アンラッキーだから、これがターニングポイントになるといいね」とローブは語った。
しかし、そんなローブの願いは、決勝レースの1コーナーで潰えてしまう。9号車マクラーレンと24号車ランボルギーニが1コーナーで接触。これに1号車メルセデスベンツが巻き込まれ、3台はリタイアに追い込まれてしまった。
そんな中、8周目にトップに浮上したのはシモンセン駆る2号車メルセデス。WRTの11号車アウディがジャンプスタートでドライブスルーペナルティを課されるとトップに立ち、優勝を飾った。2位は12号車アウディで、2〜4位をWRTのアウディ勢が占めている。