FIAは、フォーミュラワン・チームズ・アソシエーションが自らのシリーズを立ち上げると表明したのを受け、“残念だが意外なことではない”とのコメントを発表した。
FIA会長マックス・モズレーのバジェットキャップ案をめぐり、FIAとFOTAは論争を繰り広げてきたが、両者が和解に至るという希望が、FOTAの声明によって打ち砕かれてしまった。
FIAは次のような声明を発表した。
「FIAはFOTAの最新のプレス声明の内容を理解した。FOTAがこのスポーツの利益のために和解に達することができないことに、FIAは失望しているが、これに驚いてはいない。FOTAの一部が、長期にわたる交渉期間を通してこの結果を求めており、議論への誠実な取り組みを行ってこなかったことは明らかである」
「FIAは選手権において経済の軍拡競争が行われることを許すわけにはいかない。また、FIAはFOTAにF1の規則を決定することを許すこともできない。今夜、2010年FIA F1世界選手権への無条件エントリーの期限が切れる。2010年FIA F1世界選手権のエントリーリストは明日発表する予定である」