全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第2回公式合同テストは13日、前日の雨天のため代わりに設定されたセッションが行われ、この日は塚越広大(DOCOMO DANDELION)がトップタイム。小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が続き、ホンダ勢がトップ4を独占する結果となった。
前日までの雨も上がり、ようやく迎えたドライでのセッション。東日本大震災当日以来でのドライの走行となり、12時45分から13時までの15分間のセッションでは全車が待ちわびたかのように走行。トップはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)となった。
夕刻となった17時15分から17時55分までの40分間で行われたセッションでは、終盤、予選アタックのシミュレーションが行われる段階になり、各車一度ピットへ。すっかり陽も傾いた状態でアタックがスタートした。
しかし、ここで平手晃平(TEAM IMPUL)のマシンが2コーナーで高速でクラッシュ。スポンジバリアが大きくめくれるほどのクラッシュとなり、ここでセッションは赤旗終了。多くのマシンがアタック中だったが、タイムをマークすることはできなかった。
最終的にアタック前のタイムがこの日の順位となったが、トップは塚越、2番手に小暮、3番手に伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、4番手に山本尚貴(TEAM無限)とホンダ勢がトップ4を独占。5番手はオリベイラとなったが、これは午前のタイム。オリベイラは赤旗直前にセクター2まで全体のベストをマークしていた。アタックラップを実施していないとは言え、トップ4のタイム差は約コンマ2秒と、今季のフォーミュラ・ニッポンは激戦が予想されそうだ。
明日は8時35分からフリー走行がスタート、13時30分から予選が行われ、今シーズンの幕が切って落とされる。