2012年のGP2シリーズがマレーシアのセパン・サーキットで幕を明け、アーデンのルイス・ラジアが開幕レースを制した。
今シーズンのオープニングを飾る土曜の第1レースは、ポールシッターのバルセッキ(DAMS)がスタートで4番手まで順位を落とすなか、2番グリッドのラジアがホールショットを奪い、1周目で早くも2秒のギャップを築く。
先頭を走るラジアは中盤に向けて、さらに後続とのギャップを広げると、14周目にピットストップを行い、2番手を走るバルセッキに9.7秒のリードを保ってコースに復帰する。
その後も快調にトップの座を守りきったラジアはレース距離の30周を走破し、シリーズ参戦4年目の彼自身、2009年のモンツァ以来となる優勝を開幕戦で手に入れた。2位はバルセッキ、3位にはカーリンのマックス・チルトンがはいっている。
続く日曜の第2レースは、これまで通り、第1レースのトップ8がリバースグリッドからスタートし、ポールから一度もリードを譲らなかったジェームズ・カラド(ロータスGP)が22周のレースをコントロールしてトップチェッカー。2番手スタートのエステバン・グティエレスとともにロータスGPが1-2フィニッシュを果たした。3位はDAMSのフェリペ・ナスールが入った。
このレースでは、13周目にバルセッキがマーカス・エリクソン(iスポーツ)と絡んでクラッシュ。マシンはグラベルを1回転する激しいクラッシュだったが、幸いにもドライバーは自力でマシンを降りている。