今月9日から3日間、スペインのカタルニア・サーキットで行われたGP2のプレシーズンテストは、今季プレマ・レーシングから参戦するレッドブルドライバーのピエール・ガスリーが総合トップタイムをマークした。
全12チーム参加のもと、9日に幕を開けた今年最初のオフィシャルテストは、今季GP2に参入するプレマ・レーシングのガスリーが2日目と3日目にトップタイムをマーク。3日間全体でもトップにつけると、チームメートの新人アントニオ・ジョバナッツィも総合3番手につけた。
昨年、チームランキングで2位につけたレーシング・エンジニアリングを駆るノーマン・ナトが総合2番手タイムを記録。今季もDAMSをドライブするウイリアムズの開発ドライバー、アレックス・リンが3番手のジョバナッツィに続いている。
ARTで2年目を迎える日本期待の松下信治は初日に10番手タイムを記録。再びホワイト&レッドのマシンカラーリングとなった松下は2日目以降もベストタイムを更新したものの、3日間全体では19番手。一方、ストフェル・バンドーンの後任として新たにARTに加入したセルゲイ・シロトキンは初日のトップに続いて2日目も2番手につけるなど3日間全体で6番手につけた。
ただ、テストを終えた松下は「多くの収穫と発見を得たテストでした。開幕まで2ヶ月、まだまだ詰めていきます!」と自身のSNSにコメント。今月末にヘレスで開かれる2回目のテストに意欲を示している。