アメリカン・ホンダ・モーターの子会社で、インディカーやアメリカン・ル・マン・シリーズでエンジン、パーツ供給などレース活動を行うホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、11月5日にスタートしたアメリカ。ラスベガスでのSEMAショーで、ストリート用パーツの開発を開始したと発表した。
ラスベガスで開催されているSEMAショー(スペシャリティ・エキップメント・マーケット・アソシエイションショー)は、アメリカの自動車用アフターマーケットバーツメーカーで構成されるショー。今年のショーでホンダはシビッククーペ、シビックSiクーペのマイナーチェンジ版を発表したが、それに加えて、HPDのストリートマーケット進出が発表された。
HPDのストリートマーケット進出にあわせて発表されたのは2台。『HPDスーパーチャージド・CR-Z』は、パイクスピークでテストされたHPD開発のスーパーチャージャーを装着。HPD製のインタークーラーやエアクリーナー、スポーツダンパーやブレーキ、フロント、テールのリップスポイラーなどが装着され、エンケイ/HPDのロゴ入りホイールなどが組み合わされる。
また、シビッククーペを改良した『HPDシビック・ストリートパフォーマンス・コンセプト』には、ブレーキキット、パフォーマンススプリング、大径ホイールに加え、K24Z7レーシングエンジンが搭載される。
「“パフォーマンス”は我々の名であり、HPDのすべてでもある。カートやグラスルーツのモータースポーツからスポーツカー耐久、インディカーまで我々の範囲は広い。今、新たなHPDストリートパフォーマンスパーツをリリースすることになり、同じイノベーションをトラックでもストリートでも提供できることになり興奮している」と語るのはHPD社長のアート・セントシアーはコメントしている。
#HPDCRZ testing with HPD