ヒスパニア・レーシングのビジネス部門のボスが、シャシービルダーのダラーラは低品質のシャシーを供給し、チームを悲惨な状況に陥らせたと非難した。
カンポス・メタとして今季F1にエントリーしたチームは、ダラーラによるシャシーとコスワースのエンジンを使用する契約を結び、参戦準備を進めていた。しかしその後、経済的に行き詰まり、ダラーラへの支払いが遅れ、開発がストップするなどの事態に。チーム存続は無理なのではと見られたものの、シーズン開幕直前にオーナーシップなどマネージメント体制が変更され、HRT F1と改名し、全くテストを行わないまま、ブルーノ・セナとカルン・チャンドックを擁し参戦にこぎつけた。HRT F1は第3戦で2台完走を成し遂げたものの、マシンのペースはまだ他の新規チームと比べても遅い。
HRT F1チームのマンフレディ・ラベットは、オランダのウェブサイトFormule1.nlに対し、「ダラーラは悲惨な状況を引き起こした」と発言した。
「彼らはもはやF3にも使用しないようなレベルの品質でF1マシンを作った」と彼は語り、ダラーラは低価格・低品質のパーツを使用しており、マシンの日々の開発作業には関与していないと主張している。