HRTで今年F1に復帰するペドロ・デ・ラ・ロサは、チームは2回目のテストの初日に新車を走らせるために超人的な努力をしていると語った。
HRTは、新オーナーを迎え、チーム上層部が変わるなど、大きな変化があったことで、2012年型マシンのデザインや製造の計画に大きな影響が出たといわれている。
そのためにシーズン最初の数戦は昨年型のマシンを走らせるのではないかとのうわさも持ち上がっていたが、チーム同様デ・ラ・ロサもこれを否定した。
「ヘレスでは旧型車でテストし、2月21日のバルセロナテストで新車を走らせる予定だ。遅れが出ていると言われているが、僕はそうは思っていない。マシン製作のプロセスがスタートしたのはとても遅かったが、チームは新車を2月21日に走らせるために超人的な努力をしている。僕はとても冷静だ」
「できるだけ長くプレシーズンテストをしたいと考えている。1kmでも多く走りこむことが望ましいからだ。でも予定どおりに進んでおり、危機的な状況ではない。パーツが遅れたり、何か問題があったりして、今のプランを変更しなければならない場合は状況が厳しいだろうが、そうではない。(開幕戦)オーストラリアの前に2回テストがあれば問題ないと思う。大手チームの中にも僕らと同じ計画のチームもいることだしね」