インターコンチネンタル・ル・マン・カップ最終戦のズーハイに、メルセデスベンツSLS AMG GT3で参戦することになった元F1ワールドチャンピオンのミカ・ハッキネンは、「ズーハイでのレースを本当に楽しみにしている」と意気込みを語っている。
1998年、1999年とマクラーレン・メルセデスで二度のワールドチャンピオンに輝いているハッキネンは、2007年のDTM参戦時以来ひさびさのレース参戦となる。ハッキネンはILMC最終戦となる中国・ズーハイでのレースで、GTCクラスにエントリー。アウディR8 LMS勢を相手に戦うことになる。
ハッキネンがドライブするのは、チームAMGチャイナというカスタマーチームで、クン-フー・チェン、ランス-デイビッド・アーノルドというふたりとトリオを組む。
「メルセデスベンツSLS AMG GT3が初めて中国でレースをすることになるが、そのドライバーを任されることはすごく名誉なことだね」とハッキネン。
「僕は何度か中国を訪れているけど、まだ中国でレースをしたことはないんだ。だからズーハイでのレースを本当に楽しみにしているよ」
ILMCでは最も下のクラスになるGTCクラスではあるが、クラスには強豪チーム、有力ドライバーがひしめく。ハッキネンもその状況を把握しているようで、「すごく競争が激しいレースになるだろうね。でも僕はAMGカスタマースポーツチームのために全力を尽くすつもりだ」と語る。
「もちろん、ゲストドライバーたちとともにSLS AMG GT3で戦うことも楽しみのひとつだね。これだけ速く、そして美しいカスタマープログラムは他にないと思うんだ」