2010年、IZODインディカーシリーズにKVレーシングテクノロジーから参戦する佐藤琢磨は、バーバーモータースポーツパークでのオープンテストを6番手タイムで終え、開幕戦をポジティブな気持ちで迎えることができると語った。また、ゼネラルマネージャーのマーク・ジョンソンもテストでチーム全体がうまく機能したことを喜んでいる。

 2月15日にセブリングでわずか1時間強の“秘密走行”を除いて初のIRLドライブとなった佐藤は、今回のオープンテストで初日に70周を走行、2日目は天候により走行時間が5時間のみと制限されたものの71周を走り、45周目に自己ベストとなる1分10秒2070を記録。

「天候を考えれば、KVレーシングテクノロジーにとって非常によいテストとなった。今朝は非常に気温が低く走ることができなかったが、温度が上がってからは走行することができた」と佐藤は2日目の走行を振り返る。
「様々なセットアップを試すことでクルマの反応がどうなるかを学ぶことができ、ブラジルにむけてのいい準備となった。しかし、完璧ということはなくて、満足をしているわけではないが、クルマの感触はよくポジティブな気持ちで、レースを迎えることができる」

 KVレーシングテクノロジーのゼネラルマネージャー、マーク・ジョンソンは、佐藤とチームメイトのE.J.ビソ、ジェームズ・ロシターの働きに励まされたという。
「テストの結果には非常に喜んでいる。3人の新しいドライバー、新しいスタッフ、そしてたくさんの新装備とともにテストに臨んだが、エンジニア、ドライバー、装備のチーム全体が問題なく機能していた」

「特に感銘を受けたのは全員が一丸となってテストを成功させようとしていた姿勢だ。作業を通じて、前進するためには必要となる数々のデータを収集することができた」

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