17日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦が開催されている富士スピードウェイに、日本サッカー協会が運営するJFAアカデミーU-13の生徒が訪れ、サッカーとはまた異なるスポーツの世界を味わった。
JFAアカデミーは、世界トップ10を目指す個の育成を目標に掲げるアカデミーで、福島と熊本宇城にそれぞれ施設がある。しかし、東日本大震災と福島第一原発の事故により、JFAアカデミー福島の活動拠点だったJヴィレッジが使用できなくなってしまったことから、富士スピードウェイに近い御殿場高原時之栖にアカデミーを移転。今回富士を訪れたJFAアカデミーU-13の生徒たちも、御殿場に移っていた。
今回、富士スピードウェイではフォーミュラ・ニッポン第3戦富士の復興支援イベントのひとつとして、JFAアカデミーU-13の生徒たちをレースに招待。TEAM IMPUL、PETRONAS TOM'Sのピットを訪問し、マシンやステアリングについて説明を受けたり、KONDO Racingの近藤真彦監督を訪問。国内トップカテゴリーであるフォーミュラ・ニッポンの世界に目を輝かせていた。
また、全日本F3選手権に参戦している山内英輝(ハナシマレーシング)、蒲生尚弥(PETRONAS TOM'S)、千代勝正(NDDP RACING)の3人と交流。3人のF3ドライバーたちはフットサルをやっていることもありなかなかの足さばきをみせたが、逆にU-13の生徒たちにリフティングのコツを聞き出す場面も。
ふだん親しんでいるサッカーの世界とはまた異なるモータースポーツの世界に、JFAアカデミーU-13の生徒たちは新鮮な笑顔を浮かべていた。