2013 FIA世界耐久選手権(WEC)富士6時間レース ドライバー決定のお知らせ
全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦し、今季、プロトタイプカーでFIA世界耐久選手権(WEC)、アジ アン・ルマンシリーズにも挑戦中のKCMGは、来る10月19日(土)~20日(日)に富士スピードウェイにて開 催される「WEC富士6時間レース」に、スーパーフォーミュラ、スーパーGT などで活躍中のベテラン松田次生 選手とともに参戦する運びとなりましたので、ご報告申し上げます。
松田選手にとってはプロトタイプカーでのレースは今回が初となりますが、長年、国内トップカテゴリーにおい て数々の優秀な成績を収め、経験豊富で富士のコースも熟知していることから、松田選手の加入は、チーム の更なる戦力強化につながると確信しています。
KCMGにとって今季WEC参戦3レース目となる富士6時間レースには、松田選手に加え、現在全日本F3 選手権で活躍中の小泉洋史選手、KCMGよりスーパーフォーミュラに参戦中のリチャード・ブラッドレー選手と いう布陣で臨み、世界選手権レースにおけるチーム初のクラス優勝を目指します。
ブラッドレー・小泉両選手は9月21日~22日に富士スピードウェイで行われたアジアン・ルマンシリーズ第 2戦 富士3時間レースにも参戦。先月韓国のインジェ・スピーディウムにて行われた開幕戦に出場したジェー ムス・ウィンスロー選手とともの3時間を戦い、見事総合優勝を獲得。KCMGは開幕戦に続き、2連勝を飾り ました。同シリーズ初代チャンピオンと、チャンピオンに与えられる来年のルマン24時間レース出場権を懸け、 KCMGは残り2戦にも参戦します。(ドライバーラインナップは未定)
【WEC富士6時間レース 参戦体制】
エントラント:KCMG http://www.kcmg.com.hk/
マシン:MORGAN / NISSAN
参戦クラス:LMP2
ドライバー:
リチャード・ブラッドレー http://richardbradleymotorsport.com/
小泉 洋史 http://www.qed-gr.com/
松田 次生 http://www.tsugio.com/
【今季戦績】
WEC 第1戦 シルバーストーン6時間レース 予選:クラス8位/決勝:クラス6位完走
WEC 第3戦 ル・マン24時間レー 予選:クラス6位/決勝:残り4時間でリタイヤ
アジアン・ルマンシリーズ 第1戦 インジェ3時間レース 予選:総合2位/決勝:総合優勝
アジアン・ルマンシリーズ 第2戦 富士3時間レース 予選:総合2位/決勝:総合優勝
<ドライバー : 松田次生選手>
この度はKCMGよりWECに参戦することが決まり、大変嬉しく思っています。今は早くレースがしたいという気持ちでいっぱいです。イップ代表や土居監督をはじめとする KCMG の皆様、スポンサーの皆様方には大変 感謝しています。初めて操るプロトタイプのマシンですが、富士スピードウェイは何度もレースで走行している コースなので、この経験を生かし、チーム一丸となって頑張ります。体制、車両、エンジン、全ての面において 良い環境、状態で挑めるので、是非優勝を目指したいと思います。私も将来的にはルマン24時間にチャレン ジしたい、という気持ちがありますので、今回頂いたチャンスを無駄にせず、夢への一歩となるよう努力して参ります。応援、よろしくお願い致します。
<ドライバー : リチャード・ブラッドレー選手>
プロトタイプ/スポーツカーは子供の頃からずっとファンであり、そのマシンに乗り、レースに出ることをずっと願い続けてきました。今回初めてその望みが叶って、さらに勝つことができ、最高の気分です。この結果はピットストップを完璧にこなしたチーム全員の努力の賜物であり、素晴らしいチームメイトとともにみんなの努力を結果に繋げることができました。WECでは、KCMGから参戦しているスーパーフォーミュラでの富士の走 行経験と今回のアジアン・ルマンの優勝経験がきっと役に立つと思います。
<ドライバー : 小泉洋史選手>
今回のアジアン・ルマン富士戦でKCMGの勝利に貢献できたことを、非常にうれしく思っています。私たちにとって最高の週末でした。このチャンスをつくって下さったKCMGの Paul IP オーナーや土居監督には大変感謝しています。私にとってルマン24時間レースへの参戦は一つの目標でありますが、ただ出場するだけではなく、優勝することを目標にしています。アジアン・ルマン富士戦、そしてWEC富士戦を足掛かりに、ルマン24時間レースを目指していきたいと思っていた私にとって、今回の勝利は大変意味のある、素晴らしい経験となりました。また、久しぶりにドライバーシェアをしてのレースになりましたが、安心して自分の役割に専念できたと同時に、ジェームスの繊細なこだわり、リチャードの速さに、大変刺激になりました。次のWECでも優勝を目指し、エキサイティングかつクレバーなレースを致しますので、ご声援の程よろしくお 願い致します。
<ドライバー : ジェームス・ウィンスロー選手>
開幕戦に続き、大きな2勝目を挙げることができました。私にとって富士での走行は今回が初めてで、コースを走り慣れているドライバーに対して、短い時間でコースを習得するのは大変難しかったですが、今回の勝 利でチャンピオンシップをしっかりとリードすることができ、最高の気分です。KCMGの一員であることを誇りに 思います。
今シーズン私達KCMGは、日本ではスーパーフォーミュラと全日本F3選手権に参戦していますが、ヨーロッパベースでWECのシルバーストーンとルマン24時間レースに、アジアベースでフォーミュラ・マスターシリーズとアジアン・ルマンシリーズに参戦しています。
そして、今回アジアン・ルマンシリーズとWECの2つのレースが富士スピードウェイで開催されることになり、初めてLMP2車両による日本でのレース参戦が決まりました。
舞台となる富士スピードウェイは私達KCMGにとってもホームコースであり、また、今回共にタッグを組むドライバー達にとっても走り慣れたサーキットであったため、唯一富士初走行となるウィンスロー選手への富士 攻略に関する情報提供やデータ共有も十分に行うことができことが、先週のアジアン・ルマン優勝の1つの勝 因となったと思います。
また、WECにはアジアン・ルマンシリーズから引き続きの参戦となる小泉選手とブラッドレー選手に加え、トップカテゴリーで豊富な経験を積んでいる松田次生選手の加入が決まったことにより、更に申し分のないドラ イバーラインアップでレースに臨めることを大変嬉しく思っています。
この日本での2連戦でしっかりと成績を残し、アジアン・ルマンシリーズの初代チャンピオン獲得へ向け、胸を張ってLMP2マシンを次の戦いに送りだせるよう、チーム一丸となってレースに挑んで参りますので、応援 宜しくお願い致します。