KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe 植田正幸・川口正敬・GAMISAN組は
連続表彰台を逃すもランキング3位を獲得
岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Z 田中モジョル・田中哲也は
逆転されランキング2位に…
TRACY SPORTS S2000 の金子昌広は及ばずランキング2位で初年度のシーズンを終える。
流石に12月に入り朝晩は肌寒く、紅葉も日に日に進む栃木県茂木町のツインリンクもてぎでスーパー耐久弟5戦、第6戦が行われました。
25日にロードコースを3時間ととスーパースピードウェイを1時間の専有走行が行われるハードスケジュールからレースウィークが始まります。
まずはロードコースから3時間専有走行が8時30分から行われます、#11KEISHIN JIMGAINER Z4は精力的に走行しデータ収集に努め4番手のタイムを記録します。#15岡部自動車TEAM TETSUYA Zはディクセルのブレーキのテストを行いながらセッティングを進めていきクラス3番手で終えます。#41 TRACY SPORTS S2000も懸命にライバルとの差を詰めますが及ばず7番手でロードコース専有走行を終えます
ロードコースの専有走行終了から1時間後スーパースピードウェイの走行が開始されます。
30分の走行を2回行いスーパースピードウェイの状態を確認、セッティングを進めます。
#11 KEISHIN JIMGAINER Z4は#1が走行しなかったこともあり2番手で終了。#15 岡部自動車DIXCEL TEAM TEAM TETSUYA Zが4番手、#41 TRACY SPORTS S2000は5番手で専有走行を終えました
翌日、霜が降りる寒さの中8時15分より第5戦オーバルバトルの予選が開始されます。
#11 KEISHIN JIMGAINER Z4のAドライバーのアタックは川口正敬選手、冷えた路面に苦しみながらタイヤを温めながらながら徐々にタイムを上げていきますが、ST2・3クラスとの混走と言うこともありクリアラップを取るのが難しく51″499でクラス4番手で、#15 岡部自動車TEAM TETSUYA Zは長島正明選手 54″632でクラス7番手で終えます。2グループ目は開始早々クラッシュ車両が発生しオイルが出たため赤旗中断。リスタート後#41 TRACY SOIRTS S2000の金子昌広選手は56″011でクラス4番手のタイムを記録しでAドライバーの予選を終えBドライバーに託します。
続いてBドライバーの予選が開始されます。#11は植田正幸選手がアタック54″397でクラス4番手で4番グリッド、#15 田中モジョル選手は54″130でクラス7番手でクラス7番グリッドが確定。#41の松井猛敏選手は55″626で3番手タイムを記録するも合算で4番グリッドとなりました。第2レースのグリッドを決めるセカンドストも変わらずのグリッドで挑むこととなりました。
その後、Cドライバー予選が開始され#11GAMISAN選手、#15 田中哲也選が走行。哲也選手はクラストップ、GAMISAN選手はクラス2番手を記録し決勝向け良い結果で終わります。#41桑畑四十朗選手は走行しませんでした。
ピットウォークを挟み赤旗の影響で若干遅れて第5戦の第1レースが開始されます。
スタートドライバーは#11が植田正幸選手、#15は田中モジョル選手、#41は松井猛敏選手が務めます。
#11植田選手は21周、#15モジョル選手28周走り、川口正敬選手、田中哲也選手に交代します。#41は30周走り金子昌広選手に交代します。#11、#41は予選から一つ順位を上げて3位表彰台、#15は一歩及ばず4位でのフィニッシュとなります。
短いインターバルの後、第2レースが始まります。#11がGAMISAN選手、#15と#41は第1レース同様、田中モジョル選手、松井猛敏選手がスタートを担当します。#15田中モジョル選手は開始早々から#39 IS350とバトルになります。7周目の第一シケインで立ち上がりで遅れた#39の横に並び第2シケインに、#39がアウト側から侵入してきたため行き場を失いポールに激突、ラジエターを損傷してしまいレースを終えます。その後レースは#6がコース脇にストップしたため、車両を回収するためにセーフティーカーが導入されます。このタイミングで規定のドライバー交代を済ませるべくPITに雪崩込みます。#41は交代を済ませピットを後にしようとしたところでピットロード出口が赤信号になってしまい大幅にロスしてしまいます。その後21周目リスタートが切られるも#11、#41ともに順位を上げれずクラス4位とクラス6位でオーバルバトルを終えました。
#11、#15、#41順位は違えどともに追われる状態で2011年最終戦の朝を迎えました。緊張の中8時30分予選が開始されます。
#11は川口選手、#15長島選手がコースにマシンを進めます。前日同様に路面温度が低く難しいコンディションの中アタックが開始されます。タイヤも温まりタイムが上がってきたところ、コース上に白煙を上げてマシンがストップしたため赤旗で一時中断となります。残り時間3分で再開されるもタイムアップは叶わず、#11川口選手は1′59″930で3番手、#15長島選手は2′06″966で6番手で終えます。#41金子昌広選手はエンジンの不調に苦しめられ2′10″765でクラス7番手でAドライバー予選を終えます。
続いてBドライバー予選#11 GAMISAN選手は1′59″897で4番手、合算で3番グリッドが決定。#15田中モジョル選手は2′05″928で5番手タイムを記録するも合算でクラス6番グリッド、#41松井猛敏選手が2′10″074のクラス4番手タイムを記録し合算でクラス4番グリッドを獲得した。
Bドライバー予選が終わると慌ただしくCドライバー予選が行われます。#11は植田が決勝に向け走行しているとブレーキトラブルでコースアウトしてしまいます。負の連鎖か#41桑畑四十朗選手もハブが折れてしまいマシンストップ。田中哲也選手は2′05″627を記録しクラス2番手で予選を終えます
ピットウォークやスーパーFJの決勝レースが終わると、いよいよ2011年最後の決勝レースが始まります。
スタートドライバーは#11 KEISHIN JIMGAINER Z4 が川口正敬選手、#15 岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Zが田中モジョル選手、#41 TRACY SPORTS S2000が桑畑四十郎選手が務めました。
3台とも序盤から苦しい展開、#15モジョル選手はオープニングラップに#7 RX-7、#77 Z33に抜かれてしまい7番手に後退、#41桑畑選手もじりじりと交代する苦しい展開に3周目に早めのピットインで松井選手に交代し追い上げを計ります。#11川口選手もマシンバランスに苦しみ#9 Z4に先行を許しますが、燃料が軽くなってバランスが良くなったところで逆転し3番手に上がります。#15モジョル選手も徐々に追い上げ、ライバルがピットに入ったこともあり#77と暫定2番手争い。15周目の90度コーナーでインに飛び込み軽く接触をしながら2位に浮上します。それから2周したところで長島選手にバトンを託します。しかし、思うようにペースが上がらない長島選手、交代してから5周目の1コーナー「左フロントから振動」と無線が入ります。90度での接触によりタイヤかホイールにダメージがあったようでバースト…。場所も悪くPITに戻るのに5分以上要してしまいタイトルに赤信号が灯ります。タイヤ交換を済ませ、再度コースインしたマシンには田中哲也選手、2分6秒前半を連発しながら追い上げますが、差は大きく5位でチェッカーを受けました。#14もリタイヤした事もありシリーズ2位で終えました。#41はエンジントラブルにより31周でリタイヤ、金子昌広選手の出番なく最終戦を終了。それでも積み上げたポイントが生きてシリーズ2位で終えます。#11はGAMISAN選手、植田正幸選手と繋ぎ最後は7秒差まで詰め寄られますが逃げ切り3位でフィニッシュ。シリーズも逃げ切り3位を獲得します。
最終決戦の地もてぎに来て失速してしまった#15岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Z 田中モジョル選手、この悔しい気持ちを胸に来シーズンも頑張ってくれることと思います。
#11 KEISHIN JIMGAINER Z4も初めて参戦したST1クラス。プロレーサーを相手に挑んでいった戦いも壁は厚く無念の結果に。それでも確実に成長したGentlemanレーサーの3人、川口正敬選手、GAMISAN選手、植田正幸選手だったと思います。
#41 TRACY SPORTS S2000の金子昌広選手はフル参戦初年度にして初優勝も果たしランキング2位。来シーズンはさらに飛躍してくれると思います
最後に1年間応援してくださったスポンサーやファンの皆さん、一緒に戦ったチームクルーやスタッフのみ皆さん本当にありがとうございました。来シーズンは更に力をつけて参戦したいと思っております。
Rn-sports
植田正幸選手<#11 KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe>
オーバルは翌日のロードの事を考えすぎてマージンを取りすぎました。レースでは前を目指したんですがやっぱり安全にいきすぎましたね。ロードの方は予選でブレーキがトラブッて焦りましたけど決勝では直っていたので良かったです。
打倒ペトロナスで一年間やって来ましたが壁は厚かったですね…成長はしてきたと思うんですけどまだまだでした
来年はまだ決めていませんが挑戦は続けたいと思います。
田中哲也選手<#15 岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Z>
最終戦もてぎに来て失速してしまいチャンピオンが獲得できず残念です。今思えば、JAFの表彰式(SGTの年間表彰)に行かず、オーバルの専有を最後まで走ってもっとアドバイスが出来ていれば違った結果になったかも知れませんが、後の祭りですね。それでも一年を通してモジョル選手も成長してくれましたし良かったとは思っています。来年も参戦してモジョル選手とチャンピオンとりたいと思います。ファンの皆さん、岡部自動車の皆さん一年間ありがとうございました。
田中モジョル選手<#15 岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Z>
最終戦は試練のラウンドとなりました。2回とも抜きに行って当たってしまって、それが結果としてチャンピオンが取れず長島さんや哲也さん、岡部自動車の皆さんには大変申し訳なく思っています。この悔しさをばねに来年は絶対チャンピオンを取りたいと思います。最後に未熟な私を支えてくれた哲也さんや岡部自動車のスタッフの皆さんとRQの皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
金子昌広<#41 TRACY SPORTS S2000>
最終戦はチャンピオンを取ろうと挑んだんですけどオーバルの1戦目で儚く散りました。2戦目は赤信号に阻まれて、最後は乗れずに終わっちゃいましたね。フラストレーションが溜まった最終戦になってしまったので来期もチャンピオンを目指して頑張りたいと思います。初のフル参戦で分からない事ばかりだった私に、優しく教えてくれたトレーシースポーツの皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。