ロンドン地下鉄の技術者がウイリアムズF1のファクトリー訪問し、KERSシステムのポテンシャルに感嘆、将来の地下鉄に応用できるかもしれないと考えているという。
イギリスの技術出版サービス『Professional Engineering(プロフェッショナル・エンジニアリング)』によると、KERSの技術は鉄道において、ポイントのような複雑な線路区間での動力に適応できるのではないかということだ。
プロフェッショナル・エンジニアリングは、ロンドン地下鉄の鉄道技術システムエンジニアリングのマルコム・ドベル氏の言葉として「ウイリアムズでの見学で、彼らのフライホイール技術の可能性に驚いた」と伝えている。
「我々としてはこの技術を動力リカバリーの装置の観点から興味を持っている。現段階では、それがフライホイールなのか、スーパーキャパシター(コンデンサー)なのか、バッテリーテクノロジーなのかは、わからないのだが」とドベル氏。
その反面、ドベル氏は「システムに何らかの異常があった時、例えばフライホイールシステムが壊れた、スーパーキャパシターやバッテリーがショートしてしまった、などの場合にこれらのエネルギーがどうなるかついてはクリアにしないといけないと思う」と安全性については検討する必要があるとしている。
「蓄えられたエネルギーが地下鉄トンネル内の限られた空間で、どこへ流れていくのか?」
また、プロフェッショナル・エンジニアリングの別の記事では、ここ最近のF1の規則変更は技術革新を妨げるとレポートしている。
詳細は下記関連ニュースにて。