NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第3戦 Good Sam Roadside Assistance 200
開催日:4月15日
“トヨタ タンドラ"が3-4-5位フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第3戦「Good Sam Roadside Assistance 200」が4月15日(日)に米国東南部ノースカロライナ州のロッキンガム・スピードウェイで開催された。
この週末は、金・土曜日に遠く離れたテキサスでネイションワイド・シリーズとスプリント・カップ・シリーズが開催され、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズのみロッキンガムでの開催。
『ザ・ロック』の愛称を持つロッキンガムでNASCARトップ3カテゴリーが開催されるのは2004年以来。しかもトラック・シリーズは初開催となるが、今大会“トヨタ タンドラ"で出場するジョニー・ソーターとジェイソン・リフラー、トッド・ボダインの3名は過去カップ・シリーズやネイションワイド・シリーズでの出走経験を持っており、ボダインは2勝を挙げている。
キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ戦がメインイベントであり、初開催となることから、13日(金)と14日(土)に2度ずつ練習走行が行われ、14日(土)の午後3時35分から予選開始。ティモシー・ペターズが2番手、リフラーが2番手で2列目に並び、ボダインが7番手、マット・クラフトンが8番手、ソーターが10番手。11台の“トヨタ タンドラ"が決勝へと駒を進めた。
15日(日)好天に恵まれたコースで午後1時20分、1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
スタート直後はポールポジションから首位を逃げる、元F1ドライバーのネルソン・ピケ・Jr.(シボレー)をリフラーが追う展開。5周目、開幕戦デイトナで勝利し、ここまでランキング首位に付けていたルーキーのジョン・キングが単独スピンし、壁にクラッシュ。車両前部にダメージを負い、ガレージでの修復を余儀なくされてしまった。
このイエローコーションからの再スタートでは、クラフトンが3位に浮上し、リフラーと2位争いを展開。しかし、リフラーは、19周目にエンジントラブルに見舞われ、無念のリタイア。
61周目、コース上の異物により2度目のイエローコーション。全車ピットへ向かい、再スタートが切られると、4位に付けていたクラフトンが一気に順位を上げ、首位に浮上した。
このピットの後ハンドリング不調に苦しみ、13位前後まで順位を落としていたボダインは、70周目に壁にヒット。イエローコーションは出されず、グリーンピットでの修復となったボダインは大きく後退。
122周目に出された3度目のイエローコーション時のピットで、ペターズが一気に首位に浮上。クラフトン、ソーターと続いて再スタート。131周目にはクラフトンがペターズをかわし首位に立ったが、154周目、惜しくもシボレー勢の先行を許すこととなってしまった。
175周目に4度目のイエローコーションが出され、残り20周で再スタート。ペターズ、クラフトン、ソーターが最後まで首位奪還を試みたが惜しくも届かず、クラフトンが3位、ソーターが4位、ペターズが5位でフィニッシュ。ペターズはこの結果、ドライバーズランキング首位に躍り出た。
長時間の修復を余儀なくされたキングは、コースに復帰したものの33位。ランキングは8位に後退した。
次戦第4戦は4月21日(土)にカンザス・スピードウェイで開催される。
ドライバー マット・クラフトン:
「タイヤの摩耗については予想はしており、走り方で大きく変わることもわかっていた。序盤30号車(ネルソン・ピケ・Jr.:シボレー)から首位を奪ったときも、タイヤの摩耗を押さえるようペースを意識していた。ここロッキンガムでのレースは、我々にとっても、ファンにとっても間違いなくクールなものだったと思う。グランドスタンドを埋めたファンとの一体感は素晴らしく、これほど楽しくレースができたコースはいつ以来か思い出せないほどだ」