NASCARスプリントカップ・シリーズは12日、リッチモンド・インターナショナル・レースウェイで第26戦の決勝レースが行われ、マット・ケンゼスが今季4勝目を挙げた。次戦からは16名によるチャンピオン争い“チェイス”がスタートする。
予選ではジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)がポールポジションを獲得。2番手にケンゼス、3番手にブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が続いた。
400周の決勝レースでは、ケンゼス、そして4番グリッドのカイル・ブッシュがスタート直後から首位を窺う展開に。15周目に首位に躍り出たケンゼスはその後も終始上位争いを展開し、最終的には352周をリードとレースの大半を支配する形で今季4勝目を挙げた。
2位には終盤のロガーノとのバトルを制したブッシュが入り、3位がロガーノ。4位にアリク・アルミロラ(フォード・フュージョン)が続き、5位にデイル・アーンハートJr.が入っている。
また、第27戦から最終戦の第36戦までの10戦は、チャンピオンを決する“チェイス”に突入。シボレー陣営が半数以上の9名をチャンピオン争いに送り込み、次いでトヨタ陣営が5名。一方、フォード陣営は2名の進出となっている。
16名のチェイス進出ドライバーは、ポイントが一律2000ポイントにリセットされ、今季の勝利数×3ポイントをボーナスポイントとして上積みする形でチャンピオン争いに臨む。また、この10戦の中でも3戦ごとに下位4名が脱落。最終戦では4名がチャンピオンを争うことになる。もちろんチェイス進出ドライバー以外も、チャンピオンの権利はないもののレースには参戦し続け、シリーズランキング争いを続ける。
今シーズンのチェイス進出ドライバーとポイント数は次の通りだ。
・2012ポイント
ジミー・ジョンソン(シボレー)
カイル・ブッシュ(トヨタ)
マット・ケンゼス(トヨタ)
・2009ポイント
ジョーイ・ロガーノ(フォード)
・2006ポイント
ケビン・ハービック(シボレー)
デイル・アーンハートJr.(シボレー)
カート・ブッシュ(シボレー)
カール・エドワーズ(トヨタ)
・2003ポイント
ブラッド・ケゼロウスキー(フォード)
マーティン・トゥルークスJr.(シボレー)
デニー・ハムリン(トヨタ)
・2000ポイント
ジェイミー・マクマーレイ(シボレー)
ジェフ・ゴードン(シボレー)
ライアン・ニューマン(シボレー)
ポール・メナール(シボレー)
クリント・ボウヤー(トヨタ)
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