NASCARスプリントカップ・シリーズは25日、タラデガ・スーパースピードウェイで第32戦の決勝レースが行われ、ジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が優勝を飾った。

 チャンピオンを決するプレーオフの“チェイス”も今回のタラデガ戦で、第2ラウンドのコンテンダー12が終了。下位8名が脱落し、8名が第3ラウンドとなるエリミネーター8に進むことになる。

 188周の決勝レースでは、残り50周強までイエローコーションの出ないレースに。10番手からスタートしたロガーノは、残り5周というタイミングでのこの日2度目のイエローコーションの際に2番手につける形に。また、コース上に撒かれたオイルの除去のためやや眺めのコーションとなり、周回数は8周延長。レースは残り2周での“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決することになる。

 一方、終盤20周ほどは、チェッカーに向けてステイアウトを選択したグレッグ・ビッフル(フォード・フュージョン)が40秒ほどのリードをキープして走行していたが、当初の周回数から延長となったことで給油を余儀なくされてピットへ向かい後退する。

 これにより、首位に躍り出たロガーノ。残り2周の再スタート直後には、上位集団がコントロールラインを通過した直後に後方で多重クラッシュが発生して再びイエローコーションに。ただし、今季からタラデガではグリーン・ホワイト・チェッカーの導入は1回までとの新たなルールが採用されているため、ロガーノが優勝となった。これにより3連勝を挙げることになったロガーノは、コンテンダー12の3戦をすべて制する形となった。

 2位にはデイル・アーンハートJr.(シボレーSS)、3位にジェフ・ゴードン(シボレーSS)が入り、ブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)、カール・エドワーズ(トヨタ・カムリ)と続いた。

 また、今回の結果を受けて、チェイス第3ラウンドに進む8名のドライバーも決定した。シボレー陣営が4名、トヨタとフォードがそれぞれ2名ずつ、エリミネーター8へと進んでいる。この8名のポイントは、一旦4000ポイントへとリセットされ、第35戦を終えた時点で下位4名が脱落。残った4名が最終戦で戴冠をかけて争うこととなる。

●エリミネーター8進出ドライバー
・シボレー
ジェフ・ゴードン
カート・ブッシュ
マーティン・トゥルークスJr.
ケビン・ハービック

・フォード
ジョーイ・ロガーノ
ブラッド・ケゼロウスキー

・トヨタ
カール・エドワーズ
カイル・ブッシュ

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