NASCARスプリントカップ・シリーズは6日、ダーリントン・レースウェイで第25戦の決勝レースが行われカール・エドワーズ(トヨタ・カムリ)が今季2勝目を挙げた。
367周で争われた決勝レースは、13番手からスタートしたエドワーズ。序盤はトップ5圏内で争っていたものの、61周目のイエローコーションの際、他車が全車ともピットへと向かった一方で、ピットとのミス行き違いがありコースにステイ。これにより一時は首位に躍り出るも、リスタート以降大きくポジションを落とし、90周目に行ったピット作業で2ラップダウンを喫してしまう。
ただその後、徐々にポジションを上げて1ラップダウンまで取り戻したエドワーズは、207周目のイエローコーションで“ラッキードッグ”を獲得してリードラップに復帰。ピットワークの素早さもあって順位を上げていくと、残り13周での最後のピットストップで首位に浮上。そのまま逃げ切って、今季2勝目を挙げた。
「クルーは決して諦めず、ハードワークで戦い続けてくれた。信じられないチームだ。集まってくれた多くのファンもレースを楽しんでくれたと思う」とハービックは喜びを語った。
2位には196周をリードするなど強さを見せたブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)、3位にデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)が入り、シボレー陣営の最上位はケビン・ハービックの5位となった。
また、負傷により開幕から11戦を欠場するも、その後4勝を挙げていたカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)は7位を獲得し、ランキングは27位に浮上。翌26戦を終えた段階での30位圏内が確定したため、チャンピオンを決する“チェイス”への進出が確定となっている。