NASCARスプリントカップ・シリーズは9日、ワトキンスグレンで第22戦の決勝レースが行われ、最終周の最終コーナーで首位を奪ったジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が優勝を飾った。
今季2度目のロードコース戦となった今回のワトキンスグレン。8日に行われた予選では、ポールポジションを獲得したAJ.アルメンディンガー(シボレーSS)を筆頭に、シボレー勢が上位7番手までを独占した。
90周で争われる決勝の終盤は燃費戦に。ケビン・ハービック(シボレーSS)が首位で最終ラップを迎え、僅差でロガーノが2番手、カイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)も3番手に続く形となった。最終周もハービックがリードをキープしていくが、なんと最終コーナー直前からガス欠のため失速。追うロガーノが最終コーナーで難なく首位を奪って優勝を飾った。ブッシュも2位でチェッカーを受け、ハービックは3位でフィニッシュとなった。
なお、負傷により開幕から11戦を欠場するも、その後4勝を挙げてチェイス入りを目指していたブッシュは、今回の結果でランキング30位に浮上。このまま第26戦終了時点で30位以内をキープすれば、チャンピオンを決するチェイスに進出することができる。