オーゼット・ジャパンは23日、イタリア貿易振興会東京オフィスで新商品発表会を開催した。
当会に出席するため、イタリアのオーゼット本社代表クラウディオ・ベルノーニ氏も来日。オーゼット社の新商品や2012年もモータースポーツ活動についての説明を行った。
サプライズは今季からオーゼット製のホイールを履くスクーデリア・フェラーリ用のF1用ホイールの実物が展示されたこと。最新のF1パーツをじっくりと見ることができる機会は実に稀。集まった報道陣の注目の的となっていた。
「詳しく説明することはできないが、この形状は今年のフェラーリにとって最適な形状になっている」とベルノーニ代表。
今季は4つのF1チームがオーゼット製ホイールを採用しているが、そのどれもが形状を異にする。それは、オーゼットがクライアントとなる各F1チームにオーダーメイドでホイールを提供しているから。この姿勢が目に留まり、フェラーリ側からの要望によって今季の契約が締結されたのだという。
「フェラーリとの契約は実に喜ばしいが、我々はプロフェッショナルとして各チームと仕事をしている。どのチームに対しても、ベストなサービスを提供します」とベルノーニ代表は兜の緒を締めた。
オーゼットは様々なレースカテゴリーにホイールを供給している。特に昨年は、F1(レッドブル+ベッテル)をはじめWRC、ル・マン、インディ500など、世界中の名だたるレースを総なめ。今年も昨年同様、いやそれ以上の成績を目指す。そしてその目は、日本にも向けられようとしている。
「スーパーGTはとても興味深いカテゴリーだと思います。まさにこれから、参戦に向けた調査を始めようと思っています」
近い将来、オーゼットのホイールを履いたマシンがGT500クラスで戦う日が来るかもしれない。